HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

1月26日 はっきりさせないこと

今日は在宅勤務の日、

とはいえ全然気が抜けない。それは会社のクリエーティブディレクターやらCOOやらが出席する会議があるからだ。代理店と一緒に、今春のTVCMについての提案を行う。

 

今在籍している会社は、

どちらかというと日本型の会社だろう。つまり、トップダウンで物事が決まる。

今回のTVCMに関しても、どれだけ事前に調査を行い、コンセプト練り上げたとしても、クリエーティブディレクターが賛成しなければ、通らない。会社のロゴはもちろん、他の会社のロゴや洋服ブランドも手掛けているデザイナーだから納得はいくが、権威のある人が強いということをまざまざと見せつけられる。

 

そんな環境に居られるということを、有難いと思うのか、

没個性と考えるのか、それはまだ分からない。

 

結論、我々提案側が推していた企画案が採用された。

その結果自体に対しては、すっと肩をなでおろすような気持ちだった。

ただ、他に考えちていた3案がばっさりと切られて、感想さえも言われない、というそのはっきりさにはちょっと驚いた。

もちろん、良くも悪くも捉えられると思うけど、はっきりさせることの功罪もあると思う。

世の中で良いと言われていることが強者となり、

他の価値観が弱者として見られる。そして、その間、中間地点に実は沢山のグラデーションがあるということも見られない。

 

ビジネスはこういうものだ、ということは理解しつつ、なんだかなぁと思った。

 

このグラデーションについて、一つ紹介したい。

www.nhk.or.jp

 

NHKラジオで、韓国の「クィア文学」についての放送があった。

 

メインストリームではない、でもだからといって弱者とも言えない。

物事はグラデーションで、決して何が強くて何が弱い、

何が正しくて、何が間違ってるってはっきりとは決められない。

多様な視点や価値観を大事にしたい、って思える内容だった。

 

今日自分が仕事で思ったことと、ちょっとリンクしたのでシェア。

 

おやすみなさい。