木曜日
毎週木曜日は、在宅勤務の日。
今日が在宅勤務で本当に良かった。
また風邪をひいたからだ。原因は分かっている。昨日の部署の飲み会。僕は基本的に飲み会には行かないにも関わらず、幹事を任されてしまって、正直かなり気を張っていた。それが終わってホッとしたんだと思う。朝起きたら、喉の違和感が半端ない。
そしてこの日記を書いている今も含め、今日一日中、まるで水中の中に潜っているかのようにフワフワしている状態だ。
こういう日は、やるべきことをさっさとやって、そして早く寝よう、、、
と思っていた。
しかし、なんと来週金曜日に予定されていた社長へのプレゼンが、来週月曜日に前倒しになったとのことで、急遽パワポ資料を作る羽目に。そして、明日は研修のため、その準備ができないので今日するしかない。こういう突発的なことは嫌いだ。
でもやるしかない。とにかく、この予定変更連絡を聞いてから、全ての他のタスクを切り捨てて、このタスクに集中した。
こういう時って、むしろテンションが上がってランニングハイ、ならぬワーキングハイになっている自分がいる。そういう時はとても危険。作業興奮で冷静な判断ができなくなっているからだ。そして、もっと怖いのは、波に乗ってきた自分に自己陶酔してしまうこと。
「このパワポ、めちゃくちゃよくない?」
「え、このコメント素敵すぎる」
まるで自分は、他のどのビジネスパーソンよりも優れた人であるかのように盲目のパフォーマー状態になってしまう。
ただ、今日は体調が悪いこともあって、この状態は長続きしなかった。かえって良かったのかもしれない。
これまでの自分の経験、もっと言えばその経験をさせてくれた周りの人間、そしてその経験の中で学んだ知識やスキルによって、パワポが上手に作れたり、良い言い回しを見つけられたりするにも関わらず、すべては自分が編み出した新技、みたいな思考は本当に危険だと思う。
最近読んでいる本で、
京都府在住の哲学者、谷川嘉浩さんの『スマホ時代の哲学』がある。
この中でも他人の頭で生きていることの意識について書かれている。
こういう体調が悪いときだからこそ、ちょっと立ち止まってみよう。
おやすみ