HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

3月19日 歌うこと

日曜日、

 

今日は、先週の日曜日とは打って変わって、タスク処理&自己研鑽の日。先週は、シフォンケーキを作り、セロファンに包み、厚紙でできた袋にひたすら入れる、ということを一日中やっていた。これはこれで、とても楽しかったなぁと今振り返ると思う。そして、本当は、僕はスイーツ作りを生業にしてみたいなぁと、思っている。

 

社会人になって、平日に蓄積されるストレスを開放する趣味としてお菓子作りを始めたけれど、自分では全く予想していなかったレベルで、周りから反響がある。お菓子作りほど、粉や水分量などを正確に測る必要がある、と言われている。

もちろん、僕も最初は基本のレシピに習って作ってみるのだけど、2回目からは自己流を加える。

 

「この、水ってなっている部分を、レモン果汁と水にしたらどうなるかな?」

「このミルクの部分を、ヨーグルトに変えたらちょっとさわやかになるのでは?」

「小麦粉の1/4を全粒粉とアーモンドパウダーにして、香ばしさを出してみよう」

 

びっくりするくらい発想が広がる。きっと、これは小さい頃からずっと母の料理を手伝っていたことと、途中からは僕が家事をするようになったことが由来していると思う。なんだか、料理をしているときって、まるで空想の世界を泳いでいる、というか、知らないんだけど聞いたことがあるような旋律の上を、スキップしながらステップしているようなイメージをいつも持っている。

 

味噌汁を作る時もそう。出汁と水分のバランス、まあこれくらいだよねっていつも適当なんだけど、それがピタリになることがほとんど。昔からの慣れもあって、楽しんでやっていることが背景にはあると思う。

 

それでも、自分の好きなことで生きていくっていうのは、すごく厳しいことだということも分かる。僕の母がそんな感じだからだ。何個仕事を掛け持ちして、自分の専門であるフラワーアレンジメントの講師をしているの?っていう感じ。

 

いつか僕も自分のやりたいことで生計を立ててみたいけど、今は修行。だからこそ、それなりに名の知れている会社に所属して、将来自分のブランドを立ち上げて売って行く時の糧になるように、ブランディングマーケティングの部署にいる。

 

もちろん今の仕事、本当にいくら時間があっても足らなくて残業しない日はないのだけど、自分の糧になっていると思うと、パソコンを打つ指がワルツを踊り始める。

 

完全週休二日の会社だから、土日は基本的に休みなんだけど、それでも土日に残っているタスクを片づけたり、トレンド情報を集めたりしていても、夢があると辛くないって思う。

 

こんなことを今日思ったのも、最近はまっているピアニスト、藤田真央さんの動画を見たから。彼はまだ20代前半なのに、チャイコフスキー国際ピアノコンクールで2位を取った素晴らしいピアニストだ。彼の弾くモーツァルトは、永遠に聞き続けられる。ここ1か月くらい、寝るときは彼のモーツァルトソナタを弾いている。

 

天才って言われていて、才能はあるのは確かだけど、どんだけ毎日練習してるの、っていうくらい練習の鬼だ。でも、まるでピアノを弾きながら歌を歌っているようで、そんな彼の様子を見て、僕も歌を歌うように、奏でるように仕事をしたいと思った。

 

尊敬する若手の音楽家、彼から学ぶことは多い。

 

おやすみ。