HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

5月3日 経営者の気持ちで

5月3日、

僕にとってのGW初日、といっても特にいつもの週末と変わらず過ごしていた。起きる時間も同じ、英語日記や英会話をやるのも同じ、家を早い時間に出るのも同じ。そして、残った雑務やじっくりと考えたい仕事に時間を使うのも同じ。同僚からチャットの連絡が入ってこないこういうタイミングで、じっくりと時間を使って考えたいタスクをこなすのは、ゾーンに入るまでに時間はかかるけど、入ってしまったらこっちのもんだ。気づいたらもう14時を回っていた。

 

ここから渋谷へ繰り出す。こういうのはGWならではだなぁと思ってしまう。普段の土日だったら、だいたいその後は買い物をして終わるのだけど、買い物する必要もないので、自分のしたいことに時間を費やす。そうそう、宣伝会議やらブレーンやら、日経クロストレンドやらの6月号がちょうど発売になっていて、気になっていた。

 

どの雑誌も内容が濃い!結局本屋に1時間以上滞在する始末。ただ、この滞在期間中、僕の脳内はフル回転だった。他者事例や新しいトレンド、そしてTVCMや新聞、SNS広告などの事例を見ると、自社の課題や広告のアイデアビッグデータで抽出しなければいけないデータなどが次から次へと湧いてきてしまった。

 

僕は昔から、何かを創ったりするのが好きなタイプ。と言っても、裁縫みたいなしっかりと順序を守って丁寧に採寸したりする作業は嫌いで、調理とか図工みたいな、ある程度ルールはあるけど自由に作ってOKみたいなものが好きなタイプ。ただ、社会人になって自分の創作物には必ず根拠が必要で、それによって誰かの課題を解決して、その人の生活を豊かにしないといけない、という命題を学んできた。だから、何か自分の考えを商品やサービス、作品にしたかったら必ず論理的に説明できる必要があるということを自覚しており、こういう他社事例を見ると、どういう背景があってこの商品やCMが出来上がっているのだろうというのが、とても気になってしまうのだ。

 

きっと、こういう作業って本当は就業時間中にやるべきなのかもしれないけど、環境を変えて、恰好もラフになって、だれにも邪魔されない空間・時間で考えたい、と思ってしまうから、無理だ。でも、だからと言ってこの時間分も給料が欲しいとは決して思わないのが不思議だ。

 

多分、両親がそれぞれ自営業だから、だと思うのだけど、あんまり雇われているという感覚がない。それは悪い意味で言うと、チームワークに欠けるのかもしれない。最低限会社の方針を守っていればいいや、という考えは正直ある。だから会社主催の行事とかは基本的に参加しない。一方で、自分が任されたタスクに関しては、徹底的に責任を持つというのが自然と身についている気がする。例えるなら、小さな会社を経営している経営者みたいなイメージだ。だから、とにかく結果が出ないと会社が潰れてしまうという感覚がある。残業削減、とか言われているけれど、正直そんなこと頭の片隅にもない。経営者に残業もフレックスもないのだ。

 

だからだと思う。土日に仕事をするのも、そもそも経営者に土日はないし、いつだって仕事のチャンスを掴もうとしてるし。ただ、自分に欠けている点としては、自分の限界を見極めて、それを補うために得意を磨き、弱点を克服する努力をしていないことだ。例えば、母は美大のデザイン科を出ており、今はデザイナー的な仕事をしているけれど、美大の中では突出して才能があるわけでもなかったと言っていた。ずば抜けたハイレベルの仕事が出来ない分、コミュニケーションでカバーし、仕事が受注できるように努力しているとは言っていて、こういうのが経営者なんだろうなぁと思う。

 

そうなると、僕は経営者マインドとか言っておきながら、まだまだ甘い。自分に都合よく正当化しているだけなのかもしれない。もっと頑張らないとね。

 

おやすみ