HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

6月7日 語ってくれてありがとう

水曜日、

 

週の真ん中水曜日、毎週水曜日は午前中にweeklyのMTGが詰め込まれていることもあって、朝から結構バタバタしている。だから、割と周りに目配り、気配りする余裕がないのだけれど、今日はそんなことを言っている状況ではなかった。

 

同じチームにワーママさんがいるのだけれど、1歳の娘さんが40度の高熱に魘されているとのことであった。実は、ワーママさん本人も昨日体調を崩していて、今日は復帰したのだけれど、今度は子供が高熱を出している状態。とにかく、病院の予約と、病児保育の予約とがあるから、今日の午前中は諸々対応が出来ないとのことであった。

 

こうなったら、他のメンバーが支えるというのが当たり前。うちの会社はこういう時に、ものすごいチーム力を発揮する体質で、すぐに各メンバーが

「私はこっちやりますね」とか

「私、〇〇さんと連携して、××のMTG出ておきます」みたいに

すぐに話が進んでいく。

 

お昼過ぎに、そのワーママさんから連絡が入り、午後に病院診察は予約できたけれど、病児保育は既に待機状態とのことで、一旦夕方以降に勤務再開するとのことだった。いやぁ、本当に心の底から「お疲れ様です」と言いたい。

 

今、子供たちを中心に季節外れのインフルエンザとか、ヘルパンギーナが猛威を振るっていると聞いている。検査の結果、そのワーママさんの娘さんはインフルでも、コロナでも、ヘルパンギーナでもなかったのだけど、とにかく熱が全然下がらない状態とのこと。結局、夜になっても病児保育に空きがでなかったから、明日も勤務できるかどうかわからないとのことであった。

 

こういった連絡は、今のチームではチャットツールを使ってマネージャーに連絡をするのだけれど、勤怠関係の連絡に加えて、娘さんの様子、病院・病児保育の混雑具合、翻弄されている自身のことが、びっしりと書かれていた。人によっては、ちょっと書きすぎじゃない?そんなに主張しなくても、と思うかもしれない。ただ、僕はこの文章を見て、

「もっと書いていいよ~」と思った。

というのも、今ちょうど学生たちの間での言葉問題に関する書籍を読んでいて、言葉足らずでコミュニケーションがうまくできずに、大きな事件や殺人などに繋がってしまった実例などが書かれていて、言葉を使って伝えることの重要性、そしてその紡ぎ出された言葉しっかりと受け止めて理解しようとする姿勢を持つことの重要性を痛感していたからだ。

 

僕の姉が、昔から言葉足らずの人間で、何か問題があると最後は自傷行為に走ったり、言葉以外の方法でそのモヤモヤを解消するという方法をとる人間だった。今は、研究者の道を進んでおり、まあいかにもという感じではある。

 

辛い時、その辛い気持ちが、どのように辛いのか、何が原因で辛いのか、どれくらい辛いのか、それによって自分がどうなってしまいそうなのか、「辛い」という一言だけでも、周りに付随する言葉たちは沢山ある。

 

ワーママさん、語ってくれてありがとう。明日も何かあれば、いつでも長文を送り付けてほしい。

 

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