HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

6月8日 裏側から考えてみる

木曜日、
 
今日もいつもの木曜日と同様に、在宅勤務の日。午前中は特段会議が入っていないこともあり、エンジンがかかるのに時間がかかった。ただ、やはり在宅だと集中できることもあって、一度エンジンがかかると、今度はそのエンジンを止めることが難しくなってしまう。
 
結局今日も仕事をし過ぎてしまった。僕は毎年この梅雨の時期に目や鼻が痒くなるというアレルギー反応が起きるので、本当は早く終わらせて寝たかったのだけれど、止められないものは止められないのだ。
 
とにかく、ここまではやってしまおう、とか
ここまでやってしまえば、明日は更にこれに手を付けることができる、とか、
どんどん先のことを進めてしまう。僕のこの前倒しで何かを進める性格というのは、きっと親から、もっというと母方の父から引き継いだ性格だと思う。祖父も、母も、両方とも細々と自営業で生計を立てているということもあり、
「今日やる仕事を明日に延ばすな」
これが体に染みついている人間である。だから、僕も小さい頃から何度もこのフレーズを耳にしてきたこともあり、今日その作業が出来るんだったらやってしまおうという性格になった。
 
もちろんこれは、結果としてプラスに働くことは大きい。何かの〆切に間に合わないということは基本的に発生しない、突発的なトラブルが起きても、他の作業を前倒しでやっていたおかげで、そのトラブル対応に集中できるということも、これまで何度もあった。
ただ、この考えというのは、時に自分を徹底的に追い込むことになる。というのも、まだ先にある業務を前倒しでやってしまう、というのはつまりゴールがないということだ。自分の体力が果てるまで、時間的に余裕がなくなるまで、そのタスクに取り掛かってしまうことになるから、休んだり遊んだりということが生活の中に一切なくなることになる。実際にそうなっている。更に厄介なこと、それは、同じようなことを他人に求めるようになってしまう、ということだ。
 
回りの同僚は、今日やるべきタスクが終了した時点で、もう帰宅する準備を始めている。一方で、僕は時間が許す限り、次のタスクに取り組んだり。もう一度見直したりしている。
なんで、他の人はそうしないのか?
 
人それぞれ、仕事に対する姿勢や価値観というのは異なっているのだから、迷惑を被っていない限り、他人がとやかく言うことではない。にも拘わらず、やはり卑屈になってしまう自分がいる時もある。
 
自分に課していることを、気づかないうちに他人にも課している、こういうことってよくあることだと思う。
物事を真正面から捉えると同時に、かならず反対側から見てみると、大きな気づきがあったり、時には自分を解放してあげることにも繋がる。
そんなことを思った。そして、そんな気付きを与えてくれた本を今日は紹介する。