土曜日、

「自分のニーズを大切にできる人は、相手のニーズも大切にできる人である」
今読み進めている本、『すぐれたリーダーほど自分に優しい』(かんき出版 2024年)に出てくる言葉である。この文章を読んだ時、すごく腑に落ちた。まさに今、自分が直面している状況にフィットすると思ったからだ。
この本のメインテーマは、セルフコンパッション。すごく簡単に言うと、自分に優しくすること。そうすることで、自分自身で心身を整え、安心感を得て、自信を持って前に進むことができるようになる、という考えだ。
僕はちょうど一年前くらいから、今のポジションに就いて、所属チームをリードする立場として仕事をしてきた。自分の悪い癖だけれど、すぐに別のチームの僕と同じポジションに就いている人と自分とを比較してしまう。
マーケティング部という一つの部署の中には、僕がやっているようなTVCMやSNSと言った消費者とのコミュニケーション領域を担当するチームもあれば、顧客のファン化を促進するチーム、もっと上流でリサーチをしながら戦略を練るチームもあれば、財務的な役割を担うチームもある。だから、誰が一番優秀かなんていうのは簡単に比較できるものではない。
ただ僕は、他の方と比べて今の会社での経験が浅く、とにかく周りとの関係構築が大事だと判断し、協業のために多くの時間をかけるようにしていた。
その結果どうなったかというと、確かに周りとの人間関係は構築できてものの、自分がやらなければいけないこと、自分がやりたいと思っていることに着手できる時間が、定時の間は確保できず、夜または週末という状態になっている。
どれだけやる気があったとしても、自分のキャパを超えている状態が続いていくと、僕らは疲弊するらしい。
最近、自分は何のためにこんなに頑張ってるんだっけ?自分は、何がしたいんだっけ?と、そういう思考回路に陥ることが増えてきた。つまり、自分自身のニーズに気が付けなくなっているのだ。
そうなると、自然と自分の周り、特にチームメンバーとのコミュニケーションも、少しずつ雑になっていく。言い方を変えると、結果としてチームメンバーのニーズにも気が付けなくなってしまうのだ。そこからはもう、負のループである。
これを断ち切るためには、やっぱり自分自身のニーズに気が付けるように、自分がキャパオーバーであるということに自覚的である必要が出てくる。
つまり、自分自身に素直に、自分自身に優しく≒セルフコンパッションが必要である。
僕の仕事は、だいたい半年間のリードタイムがある。つまり、今取り組んでいるのは、2025年の5月6月に世の中に出る企画だ。もちろん、世の中に出ているその時も、毎日数字を追ったりとか、消費者の反応とかを見て調整していたりする。だから、基本的に閑散期と繁忙期がなくて、常に一定量忙しいのである。
一度ぶっ倒れると、全てがストップしてしまうから、そういう意味でもセルフコンパッションは欠かせない。
ついつい自分自身のニーズは無視しがち、だけどそれこそが負のスパイラルの入り口であることを自覚して、ちゃんと自分に対して優しくなってあげたいと思った。
ちょっと今日、日中全然やる気が起きないタイミングがあって、そんな時にちょうどこの本を読んでいたら、自分のニーズを大切にすることについて書かれていた。
何かの思し召しだと捉えて、ちゃんと大事にしていこう。