HONEST

猫好き・植物好き・ラジオ好きの齢32歳。日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

3月22日 好き

土曜日、

 

 

「あれ?今日なんかいつもと雰囲気違いますね?痩せました?」

毎月言っているヘアサロンでオーナーから開口一番言われた言葉である。

もう3年くらい自分からは体重計に乗っていないから、痩せたかどうかは分からない。ただ、この1週間で窶れたのは確かである。何日か前に書いた通り、長時間に及ぶ撮影が2日間連続であり、自分では気づかなかったけれど、少し窶れてしまったのかもしれない。

CM撮影の仕事の話をしたことをきっかけに、話題はクリエイティブ職についてに移り変わる。

監督、クリエイティブディレクター、美術スタッフ、制作スタッフ。こういう方々は、ご飯を食べるより、寝るより、仕事をしていることが好きなんだなと感じることがある。実際3時間くらいしか寝てなかったけれど、みんな楽しそうに働いていた。

リアルな話をすると、薄給な業界ということも聞くけれど、そういうのも関係ないのだろう。特に下積み時代は、給料よりも経験や実績なのかもしれない。

そういう話をオーナーにも共有。

ところで、美容師や理容師も、ある意味クリエイティブ職だと思うが、やっぱりハードワークなのだろうか。

聞いてみると、正直人によるということだった。ただ、やっぱり就職して最初の数年は結構きついとのことだった。

給料も安いし雑用も多い。カットの練習をしなければいけないから、営業後にマネキンを使って練習をしたり、安く切りたい人と練習をしたいヘアスタイリストをマッチングさせるアプリを使って、実際の人間をモデルとしてカットしたり。

自分の商売道具は、基本的には自分で払うらしい。ハサミ、コーム、マネキンさえ、自分の練習用は自腹で払うらしい。

練習も入れると、一日の仕事時間は相当長いし、それでいて給料は高くない。だから辞めてしまう人が多いとのことであった。

ただ、そういう中でも辞めずに残っているのは、やっぱりこの仕事が好きな人達が残っているという。

 

今となってはもう時効だから話すけど、、、、とのことで聞いたのが、

下積み時代に務めていたチェーンのヘアサロンでは副業が禁止だったのだが、とにかくカットの練習がしたくて、有給を使い、他のサロンでバイトとして働いていたという。

つまり、365日全て働いていたとのこと。これが2年続いたそうだ。

さすがに最後の方は体調を崩し始めたけれど、それでもとにかくもっとレベルを上げたかったらしい。

そして今は、銀座や三越前などの一等地に複数店舗を構えるお店のオーナーになっている。さすがだ。

このオーナーは、目的別に大体4つくらいのハサミを使い分けているのだが、合計で60万円くらいするらしい。

この価格に見合うようなスキルをこれからもずっと維持したいとのことで、まだ道半ばだという。

彼のこのストイックさは、やっぱり髪を切るというこの仕事が好き、というところから来ているらしい。

 

好きという気持ちは、本当に強い。