日曜日、

美容室での一コマ。
「最近は、お休みの日とかは何されてるんですか?」
出た、この類の質問。答えるのが、とても難しい質問だ。
というのも正直に答えると、ひかれることが多いからだ。ただ、この美容室のオーナーは、もうお互いだいぶ深い仲だから、別に嘘をつく必要もない。
「仕事ですね」
すると彼も正直に答える。
「いつも仕事してますよね。ここ来るとき、毎回PCのバッグ持ってるし」
大正解だ。僕が通っている美容室は日本橋エリアにあるから、今住んでいるところからするとちょっと遠い。どうせなら、ということでいつも早めに家を出て、途中下車してカフェによって仕事をしているのだ。
来週一人、そして再来週一人と、育休中のメンバーが復職する。彼女たちが返ってきてくれることは、このうえなくありがたいのだが、一年前と今とでは、ビジネスが大きく変わっているから、しっかりとオンボーディングの資料を作らなければいけない。
残念ながら、こういう作業は平日にはできない。他にやることが山ほどあるのだ。
結果として、こういうアディショナルの作業は週末にやることになる。今日はその資料を作成していたのである。
昔から、僕は休みの日というのが苦手だった。というより、個人事業主の両親のもとで育ったから、休みの日という感覚がなかったのだ。何なら、母方の祖父母も自営業だったから、もう代々みんな休みの日という感覚が薄い。
僕にもその精神は脈々と受け継がれていて、自営業ではないけれど、基本的なスタンスとして身についている。
考えてみれば学生の頃からそうだった。
朝練➡授業➡昼練➡授業➡部活➡就寝➡朝勉強➡登校
隙間は0である。昔から、時間があるなら練習や勉強にギリギリまで充ててしまうという性格だった。
それは大学生の時も一緒で、だからバイトを3つ、サークルを3つ掛け持ちしていたのだ。家には寝に帰るだけだった。
そして今もそうだ。椅子に座っているのは、会社で仕事をしている時か、カフェで仕事をしている時くらいだ。あとは、今日みたいな美容室に行っている時かな。
それ以外は、掃除・筋トレ・ジョギング・洗濯、みたいに家の中も外も動き回っている。
貧乏暇なしっていうけれど、文字通りのそれである。
早死にするよ、って周りから言われるけど、しょうがない、もうこういう性格なのだ。
努力家だねって言われるけど、臆病なだけだ。未来の自分を信じられないだけだ。
だからこうやって気持ちを文章にして吐き出さないと、つぶれちゃうくらい、弱い性格なのである。
ああ、小さい頃からの習慣は、もう治らない。
私にとって余暇とは、そんなのない、が答えである。