HONEST

猫好き・植物好き・ラジオ好きの齢32歳。日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

5月31日 米騒動

土曜日、

 

 

「米がないならパンを食べればいいじゃないか」

そう思っていたのも束の間、この一週間は米に翻弄された。

 

テレビ、SNS、ラジオ、ポッドキャスト。どのメディアの電源を入れても、いま目に入ってくるのは、米、米、米。政府備蓄米放出の話である。

この日記がなかなか更新できなかったのも、米のせいである。

色々な会社が政府備蓄米の販売に名乗りあげている昨今、僕が働く会社もその中の1つとして手を挙げたのだ。

あまり詳細は書けないが、恐らく一番手だったのかな。少なくとも5本の指には入っていた気がする。

問題は、その政府備蓄米をそのまま販売するのではなく、自社のPB米として販売するということだ。

どういうことかというと、米の生産者の名前はラベルには一切記載されず、そこに書かれている情報は、全て販売者の情報であるということだ。米の場合、生鮮食品の一種になるから、なおさら生産工場などを書くことが必須ではない。

つまり、中身は政府が放出した備蓄米と分かってはいるけれど、品質や配送、そして記載内容など全てにおいて責任を持つのは、販売者であるということだ。これが生鮮のPB商品である。

ここからが大変なのだ。

食品メーカーではないから、商品を販売する機能はあったとしても、品質保証に関する知見が一切ないのである。

僕は、食品メーカー出身だからということで、この一大プロジェクトにアサインされたけれど、加工食品、何なら輸出向け調味料の商品企画だったから、全然違うのである。中国の食に関する規制には詳しいけれど、日本のそれにはあまり詳しくないのだ。

一応、食品を作る時に、何から始めて、何をしなければならなくて、というのは分かっているが、その必須対応ができる部署が社内にないから、これまた大変なのである。

もう想像できるだろうが、全て手探りで進め、詳しくない人達が、詳しくない人同士で進めているから、一進一退が激しいのだ。ただし、もう発売日は決まっており、かつもう販売して、完売してしまった。商品が整っていないのに。。。

 

もう逃げられない、ということで腹をくくった僕は、今週は夜に送別会がいくつか入っていたものを全部キャンセルし、終電まで他のメンバーと居座って対応。

なんか一昔前の日本というか、僕が台湾に滞在し、CM撮影をしていた時のことを思い出した。5日間、4時間睡眠で撮影しまくっていた。

団結力はすごい、ただすり減る感じもすごい。

明らかに自分が確実に影響を受けていると実感したのは、部屋の片づけが全くできなくなってしまったことである。

1週間で新商品を設計し、法律を調べ、物流を整え、特設Webサイトを作り、消費者対応フローを作り、、、、

あとで振り返るときっと良い思い出だったね、となるのかもしれないけど、ちょっと今はそう思えないかな。

 

ただ、一つだけ本当に良い経験になっていることがある。それは、各部門のTOP達と一緒に仕事ができるということだ。

とにかくスピード重視だから、一つ一つのことを上長に確認します、なんてことを言ってられないから、各部門の上長、つまり部長や執行役員と仕事をすることになるのだ。

なるほど、この部署のTOPはこの人なのか、とか、やはりTOPなだけあるな、、、と思う言動や指示出しがチラホラ。

こういう環境に自分の身を置けることは、確かに良い経験になっている。

 

 

そう思ってないと、やってられん。