月曜日、

昨日の話をしたい。
東京に住むことの1つのメリットは、割と身近に大型書店があることである。
ジュンク堂、紀伊国屋書店、丸善、TSUTAYA書店、などなど。主要ターミナル駅には必ずこういう大きな本屋が存在しているから、良い暇つぶしになる。
僕の場合は、本を探しにいくというよりも、何が自分の中で整理しきれない時とか、ちょっとどうすれば良いか分からず、詰まってしまっている時に本屋に行くことが多い。
何か欲しい本があれば、すぐにAmazonで買うか、もしくはAudibleで聞いてしまから、別に本を買うために本屋に行くことは少ない。
だからなのか、品揃えが豊富な大型書店であっても、とにかく混んでいると入るのをためらってしまう。整理しきれていない気持ちが、余計ぐちゃぐちゃになってしまいそうで、それなら街を散歩しながらAudibleを聞いたほうがマシだと思ってしまう。
それでも、どうしても何か本に頼りたくなってしまった時、僕は良く表参道にある青山ブックセンターに行くことが多い。
昨日もそこに行った。
表参道という好立地にあるにも関わらず、他の大型書店と比べると圧倒的に人が少ない。
ちょっと奥まった地下にあるからなのか、分からないけれど、ここに売っている本のセンスが僕は抜群に好きである。あ、だからかもしれない。どの本屋にも売っていそうな普通の本はもちろんあるのだけれど、アートとか海外の雑誌とか、そういうのに特化したコーナーが設けられていて、独特の雰囲気がある。
この空間にいるだけで、僕は異空間に入った感じに包まれる。
そして、特にこれと決めて本を漁るのではなく、なんとなく自分が惹かれる本の前で立ち止まるのである。
こういう時、自分が本当に興味があることが何なのか、よく見えてくる。
だいたい僕が立ち止まるのは、TVCMやウェブムービーなどの広告表現、それから広告コピー集などの言葉関係のコーナーだ。エッセイもいつも何冊か手に取ってしまう。
昨日、買おうかどうか迷って結局買わなかったのは、『永久不滅の広告コピー』という、昭和~令和までの至極のコピーをまとめた1冊である。
やっぱり広告表現が好きみたいだ。
言葉で人に、はっ、と気づきを与えたり、ジーンと感動を与えたり、よっしゃ頑張ろうって勇気を与えたり。
こういうのに感動してしまう。そして、ずっと手元に置いておきたくなるのだ。
好きを仕事にする、なんていう風に言われて久しいけれど、言葉を通じた広告表現に携わる仕事は、これからもずっとやっていきたいと、そう強く思った。