土曜日、

1つの組織に長く所属することが苦手な理由。飽きっぽいという性格的な理由のほかに、プレーヤー思考が強いからということが良く分かった。
4月、5月と立て続けに産休メンバーが復職した。彼女たちは僕よりも在社歴が長く、うち1人は産休前は管理職のポジションであった。
「やっと帰ってきてくれた」心の底から歓喜したことを今でも覚えている。彼女たちがお休みに入る前、僕はリーダー兼管理職というポジションにアサインされた。ある意味、飛び級で昇級ということだけれど、玉突き人事ということは明確だったから特に嬉しいなんていうことはなかった。
1年以上そのポジションで働いてみて、想像していた以上にマネジメント業務が多く、辟易としてしまっていた。業務量が多いことは問題ではない。マネジメント領域の業務が多いことが問題だった。
もっともっと自分の能力を上げたいし、だからこそもっと自分でプロジェクトを回したい、そう思っても、マネジメント業務、会議、評価、こういう管理職の業務に忙殺されて、脳内シェアも時間的シェアも、僕の体力も、僕がやりたいことに割くことができなかった。
そんな中、経験豊富なメンバーが復職してくれた。そして管理職のポジションにもメンバーが戻ってきた。
これでやっとプロジェクトを回せる、そう思っていた。その期待は正解だったようで、自分のグループや部署に閉じず、社内のあるゆる部門と関わる横断プロジェクトを担当出来ていることは喜びだ。
しかし、この時がやってきた。
同じチームのメンバーの育成のために、僕は後方に周り、他のプロジェクトも含め全てサポートするような立場になってほしいとのお達しだ。想像はしていたから別にショックではない。ただ、やっぱりそうなのね、ということで残念な気持ちはあった。
会社としては、特定の誰かのレベルを引き上げるよりも、みんなのレベルを一定水準まで引き上げることを優先したいということは、非常に納得感がある方針だ。なぜなら、いつ、だれがいなくなるか分からない中で、特定の1人だけに偏重していたら、その人がいなくなった時に立ち行かなくなってしまうからだ。
それに、一人でやるよりも、二人でやったほうが最終的なアウトプットは高品質なものになる可能性も高いと思う。だから、反対はしない。
前職も、中間管理職的なポジションになったタイミングで、会社を辞めているのである。理由は明快で、別に僕がいなくてもプロジェクトが進むのであれば、僕がいる必要はないから、である。だから、次の場所でもっと勉強しよう、そっちの方が優先度が高い、という判断であった。
前職は、200年以上の歴史があるような伝統的日本の大企業だったから、役職がつくまでに6年かかった。今はその真反対。メガベンチャーだから、1年半で役職がついた。そして、3年が経過している。
生涯プレーヤーがいいというのが理想で、だったらもう選択肢は一つ。起業したほうが良いと思う。でも、起業するほどの何かへの強い執着と覚悟がない。中途半端な人間で失礼。
まだ雇用という形態で働き続けるのであれば、もうそろそろ会社を移るタイミングなのかもしれない。