土曜日、

私の上司の話である。今日の話は、端的に言うと、寝るな、これだけだ。
中間管理職である私は、ある程度の裁量権を持たせてもらっている。一方で、金額が大きかったり、影響範囲が大きい案件については、上司にエスカレーションをし、最終的には彼がジャッジすることになる。
例えばどういう案件かと言うと、広告代理店と一緒に行っているような数億円を動かしているプロモーション案件などだ。
来年春にリリースする新規サービスに伴い、お付き合いしている代理店をもう一度見直そうという動きが走った。来月頭早々に、代理店を選定するコンペがあるのだ。
先日各代理店に対してオリエンテーションを行ったのだが、テーマが壮大、かつ抽象度が高いため、代理店側も考えるのに苦労している様子。どの代理店も、コンペの前に一度ディスカッションする場を設けさせてほしいと依頼があった。
普段であればこういう対応はしないのだが、今回はとても大事なコンペになることや、会社の執行役員もジャッジメントに加わる重要な案件のため、提案の質向上を考えて、依頼をお受けすることにした。
このディスカッション会、名前はそう言っているけれど、本来の狙いは、我々クライン後が何を重視するのか、どういう方向性であれば我々の意向とずれていないか、そういったことを確認することだ。つまり、意思決定者に出席してもらいたいというのが、代理店側のリクエストである。それは分かっていたから、私の上司にも出席させたのである。
ただ問題は、この人は寝るのだ。会議の最中に寝てしまうのである。
もちろん、1on1のような場では寝ないのだけれど、ある一定期間リスナー側に回るような会議だったり、大人数だったりすると寝てしまうのである。リモートの時もカメラをオンにしたまま寝てしまうのだ。後ろにふんずりかえってしまうから、他の参加者にもバレバレである。
百歩譲って、もしこれが社内の会議だったら、まだ許せる。ただ、これは社外との会議だ。うちはクライアントではあるけれど、一生懸命話しているときに寝るようなクライアントと、どこの誰が一緒に仕事をしたいと思うだろうか。
面倒くさいことは、ちょうど重要なタイミングで目を覚まして、しかも結構キレキレかつクリティカルな意見を挟んでくることだ。毎回驚愕、というよりも、何だこの人?っという感じで笑ってしまうのである。
私の上司は、ウルトラマラソンを趣味にするくらい、普段からランニングやマラソンに精を出している。何時に寝てるのか、何時に起きているのか、分からないけれど、ほぼ毎日走っており、たまに会社まで走ってくることもある。そこから考えるに、圧倒的寝不足なのではないか、と思う。
仕事の成果が同じなのであればいいのだが、ただ仕事は一人でやるものではない。少なくとも、一緒に仕事をする人がネガティブな印象を受けるようなことは、極力避けた方がいいだろう。
寝るなら出るな、出るなら寝るな。次回の評価面談で伝えるつもりだ。