土曜日、

今日は、Voicyを聞いていて学びになったことをシェアしたいと思う。僕がフォローしている人の一人、同時通訳者である田中慶子さんの放送を聞いて学んだことである。
田中慶子さんは、フリーランスの同時通訳者として多くの世界的著名人の同時通訳を担当している。しかし、AIが台頭してきた今、フリーランスというご自身の立場もあいまって、これからの時代に求められ続けるスキルとは何だろうかと、ふと考えることがあるという。
そんな時に思いだしたのが、フランスの哲学者アランの言葉『悲観主義は気分、楽観主義は意志』という言葉だったという。
悲観的も楽観的も、両方とも我々の感情に関することであるから、スキルとは関係ないのではないかと思うかもしれない。悲観に関しては確かにそうだろう。アランも言っている通り、悲観主義はあくまで気分に由来するものである。何か自分にとって不都合なことが起きた時、私たちはどうしても悲観的になってしまう。だから、悲観はまさに気分、何も意識しなくてもそうなってしまう状態である。
一方で楽観はどうだろうか。もちろん、自分にとって嬉しいことがあった時、そういう状態が続いている時、そういう時は誰しも楽観的になることができるだろう。一方で、しんどいこと・辛いことが続くと私たちは楽観的になることはできない。
どんなことがあっても日々生きていかなければならないし、生きていくために働き続けなければいけない。悲観的でいれば、結果としてどんどん物事は悪い方向に進んでいくだろう。仕事はもちろん、私たちは一人で生きていくことはできない。常にだれかと関わりながら生きていくことを考えたら、自分が悲観的でいることで周りも不快にさせてしまうだろう。
だから、辛くてもしんどくても前向きで居続ける姿勢、まさに楽観主義、これはある種スキルなのである。アランも「楽観主義は意志」と言っている通り、能動的に意識して楽観的である必要があるのだ。こういうソフトスキルは、AIが台頭しようがなんだろうが、これからもずっと求められ続けるものなのかもしれない。
この話が自分に強く刺さったのは、まさにこの1週間、ずっと悲観的だったからだ。いよいよ転職活動を本格的にスタートさせた中で、時期が時期ということもあるが、なかなか思うようにいかない。転職エージェントも、だいたい書類通過率は10%くらいだと思うから、少しでも興味があるポジションには積極的に応募したほうが良いというアドバイスをくれた。
それは分かっていたとしても、お見送りが続くとメンタル的にしんどい。新卒での就職活動でも沢山のお見送りはもらったけれど、久々に見るこのメールは僕の心に刺さる。それでいて、現職では山のように仕事が降ってくるけれど、心ここにあらずのこんな状態だと全然集中できなくて、ミスはないけれど長時間労働になってしまう。そしてまた寝不足になり、、、という負のループが続く。間違いなく、周りからみても今週の僕はどこか悲壮感を携えているように見えただろう。
これが負の循環の始まり。どこかで断ち切らなくてはならない。そんな時に聞いた田中慶子さんのこの放送は、僕の目を大きく開かせるものであった。
「Stay positive」
田中さんが毎回の放送で言う〆の言葉である。本当にStay positiveでいることがどれだけ大切か、これはスキルだと改めて認識した放送であった。