HONEST

猫好き・植物好き・ラジオ好きの齢32歳。日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

3月22日 自由と責任

日曜日、

 

 

今日は最近読んでいた本と、僕がいつも聞いているVoicyやPodcastのコンテンツ、これらを通じて僕が着想的に考えたことを話したい。

それは、自分の人生に責任を持つということだ。

ここ最近、僕が良く聞いている音声コンテンツのパーソナリティが誕生日の放送を行っていた。一人は、同時通訳者の田中慶子さん。音声コンテンツではVoicy中心に発信している。彼女自身の誕生日ではなく、彼女がvoicyでの発信をスタートさせた記念日を、ある種の誕生日として記念の生配信を行っていた。

そこでの取組が非常にユニークだったのだ。

Voicyには差し入れという機能がある。ただ、文字通りの差し入れではない。差し入れという名の課金みたいなものだ。数百円レベルからバリエーションが用意されていて、リスナーは自分の推しのパーソナリティに差し入れを贈ることができる。彼女は、この記念配信をやる少し前から、差し入れをしてくれるようにお願いをしていた。ただ、それは彼女が使うのではなく、全てVoicy社に寄付をするとのことであった。なぜなら、ここまで支えてくれたのはリスナーであり、Voicyがあるからリスナーと出会えたから。そんなVoicyに対して恩返しをしたいとのことであった。

実は同じような取組を、別の音声番組でも行われていた。それは、昨日も書いた「ジェーン・スーと堀井美香のOVER THE SUN」である。2日前の金曜日、美香さんの生誕祭ということでインスタ生配信があったのだ。

最終的にはその生配信に3,000人以上が集まっていて、その人気度が分かる。その放送で、美香さんがファン(互助会員)の皆様に対してプレゼント企画を行っていた。これも、自分がもらうのではなく、むしろこの年齢になっても支えてくれている皆さん、これを機に恩返しがしたいとのことであった。

この2つに共通するのは、誕生日は、当事者本人が祝われるというよりも、そこまで育ててくれた・応援してくれた人に恩返しをする機会である、と捉えていることだ。

今の自分がいるのは、自分自身だけの努力ではない。育ててくれた人、支えてくれた人があってのことである。だから誕生日という節目で、恩返しがしたい。素敵な考えだと思う。他者や環境の影響をポジティブに捉えている良い例だ。

一方でだ。他者や環境をネガティブに捉えてしまうケースもあると思う。それが、僕がちょうど昨日読み終わった本『給水塔から見た虹は』である。外国にルーツを持つ在日外国人の生活に焦点を当てた小説である。

団地に住む、ベトナムやブラジル、カンボジアにルーツを持つ子供たち。そして彼らを取り巻く一般的な日本のコミュニティ。生きづらさを毎日感じている中で、元技能実習生のベトナム人にも遭遇したり、ボートピープルであった祖父の過去を知るようになる。学校でもいじめに遭う日々の中で、自分の意志で日本にいるわけではないのに、なんでこんな辛い思いをしなければいけないんだと、嘆く主人公の一人であるベトナム人の男子学生。自身の辛い状況を全て他者や環境のせいにしていた彼だが、自身の祖父との対話を通じてその考えが変わっていく。そして最終的には自分の人生は自分のものだと認識を改めるようになる。

自分の人生は自分だけのもの。誰のものでもない。自分をもっと愛したい。そういう発言が出てくるようになるのだ。ただ、同時にもう一つ印象に残っている言葉がある。それは、彼の祖父の発言だ。

「お前の人生は、お前だけのものだ。自分の人生に責任を持て」

自由と責任は表裏一体である。ルーツや柵に左右されず、自分が行きたいように生きていくこと、この自由を持てることは、こういう自由が持てない人がこの世界に沢山いる中で、本当にありがたいことだと思う。一方で、自分が決めた選択には、自分が責任を持たなければいけない。その責任を持つ覚悟があって、初めて自由は意味をなすのである。改めてそう思った。

 

田中慶子さん、堀井美香さんみたいに、他者や環境によって今の自分があるのだと考える人がいる一方で、他者や環境に左右されずに自分の道を進むことを決める人もいる。どちらが正解というわけではないけれど、一つ言いたい事がある。

それは、いまの自分の人生を、「毒親に育てられたから」とか「貧しい家庭環境だったから」とか、「過去にいじめられたから」とか、そうやって過去や他者との関係性が影響している捉えることは辞めた方が良いということ。

確かに、あなたの今を形成している要素の中に、そういったことは多分に含まれている。でも、あなたの人生はあなたものであり、過去に囚われている必要はない。卑屈的になってしまうのであれば、それは今から人生を変えにいけばいいだけ。もちろん、そこには責任が発生するけれど、責任を負うことも、またそれもあなたの自由な人生を楽しむための1つの刺激と考えてみてはどうだろうか。

自分自身、ちょっと卑屈になっていたところが最近あったのだが、着想的に考えたこの内省を通じて、少しポジティブになれた。

春はもうすぐそこだ。