水曜日、

なんか書籍みたいなタイトルになってしまった。でも、昨日面談をした大学生との対話を通じて一番感じたことは、まさにこの言葉であった。
「お話を聞かせて頂けませんか?」
突然届いたOB訪問のメール。いま僕が働いている現職から内定をもらったようなのだが、他にも複数内定があるのと、まだ就職活動を続けているとのことで、この内定を承諾するかどうか迷っている、ということであった。
正直対応するかどうかは迷っていた。理由は、現職には新卒で入社したわけではないからである。そして、プロパー社員と僕自身とでは正直全然タイプが違うということを自覚していた。だから、僕のアドバイスは役に立たないどころか、むしろ逆効果になってしまうのではないかと思ったのだ。
しかし、それでもいい、いやだからこそお話を聞きたいのだと返ってきた。なるほど、それであれば引き受けようと決めてZOOMでお話しをすることにした。良くも悪くもかなり知名度がある会社だから、良い噂だけではなく悪い噂も横行しているのが弊社である。そりゃあ複数内定をもらっていたら迷ってしまうのも無理がない。
いざ話してみると、一番気にしていることは理想のキャリア形成ができるのかどうか、これであった。
弊社は一言で言ってしまえばIT企業であるが、サービスは多岐に渡る。新卒の集合研修が終わった後、どこの部門に配属されるかは全く分からない。彼は、これらのサービスの中の1つにすごい興味を持っており、中でもマーケティング部に所属したいとのことであった。なるほど、だから僕に話を聞きたかったのか、納得した。
正直、新卒でマーケティング部に配属されるのは1%かそれ未満。だいたい東大か京大出身者。それはしっかり伝えた。ちょっとがっかりしているように見えたけれど、でも将来的にマーケティング部を目指せるのかどうか、もし目指せるのであれば問題はないとも話しをしていた。それであれば大丈夫かもしれない。
それにしても、なぜそこまでマーケティングに興味があるのだろう。ちょっとそこを興味本位で聞いてみた。しかし、そこから話は膨らまなかった。彼は特にマーケティングを学んでいるわけではないとのことで、それなら仕方ないかもしれない。
「白って200色あんねん」By アンミカ
ではないけれど、マーケティングにも沢山の種類がある。例えば、僕がやっているような領域だとマスマーケティング、リテンションマーケティング、CRM、デジタルマーケティング、ブランディング、総合的に言えば統合マーケティング。一方で、B2Bマーケティングもあれば、ショッパーマーケティングだってある。いわゆる、認知➡興味➡関心➡訪問➡購買➡リピート/離脱、こういう生活者の購買ファネルで考えた時に、それぞれのファネルにマーケティングは存在しているのだ。さらに、それが生活者なのか、ビジネスパーソンなのかによっても違う。
マーケティングに興味があるっていうけど、具体的にどの領域のマーケティングに興味があるの?そう思ってしまったのは、単純な「マーケティング」という言葉でキャリア形成について語られていたからである。
もちろん社会人経験がない学生で、経営学を専攻していないのだから、それは仕方ない。でも、興味があるのなら、必ずその動機や理由があって、そのきっかけがあるはずだ。そこをもう少し深掘れると、結果として弊社なのか、それとも他の会社なのか検討できるだろう。
大学生との対話を通じて気づいた「解像度を上げること」の大切さ。これは、私自身も出来ているようで出来ていないのかもしれない。中途面接を色々受けている自分だからこそ、今回ここにビットが立った。
私自身もやりたいことの解像度をもっともっと上げていこう。