月曜日、

いつもお世話になっているヘアサロンのオーナーとの会話を通じて着想を得たことについて、今日は書いていきたいと思う。
やっぱり努力している奴には敵わない、それが結論だ。
時刻は17時。日本橋エリアにあるこのヘアサロンは、普段の日曜日の夕方であればそれなりに予約が入っているのだが、昨日は僕だけだったようだ。今年のゴールデンウィークは混んでいる日と空いている日の差が激しいとのことで、昨日は空いている方の日であった。他のお客さんに気を使う必要もなければ、後から来るお客さんのことを考える必要もない。そりゃあ話に興じてしまうわけである。
彼は最近、格安居酒屋、いわゆるセンベロ居酒屋にはまっているらしい。動物好きの彼は、上野動物園に良く行くみたいで、その流れで上野公園の裏側、といっても東京藝大がある根津・谷中の方ではなく、不忍池の方面で飲むことが多いようで、湯島のピンク界隈で格安の店を見つけたことがきっかけだったみたいだ。北千住、浅草、神田、御徒町によく行くみたいなのだが、僕も以前は良く行っていた。だから話を聞いていて、色々と想像できて非常に楽しい。
その話の流れで、下積み時代の話になった。こういう安い居酒屋でさえも当時は行くことができなかった、と。僕とほぼ同い年の彼。彼は専門学校卒だから僕より社会人になったタイミングは3年くらい早い。当時は労働基準法なんて、ほぼ制度に過ぎず運用はされていなかった。社員寮に住んでいて家賃は格安だったけれど、全部差し引かれて手元に残るのは10万円行くか行かないか。ハサミなどの用具は自己負担。最初の数年間は両親にそれぞれ借金をしないと暮らしていけなかったらしい。
お金も稼ぎたいし、もっとスキルも磨きたい。そこで彼は休みを買い取ってもらうことにしたらしい。週2休みの1日を8,000円で買い取ってもらいお店で働き、もう1日の休みは別のチェーンでアルバイト。だから、下積み時代は遊んだ記憶がゼロだという。
そういう彼からすると、すぐに辞めてしまう新入社員が最近増えてきたことには正直理解ができないという。そりゃあそうだ。
ただ、僕からすると、むしろ彼みたいなほうが稀なのではないかと思う。
北海道の田舎から20歳の頃に出てきて、今では中央区にお店も自宅も構えている彼。当時入社した会社の同期で自分の店を持っているのは彼だけだという。このストイックさがなければ30歳でここまで大きなことを成し遂げることはできないだろう。ここまで努力を出来る人の方がむしろ珍しい。
努力が出来る・出来ないって何によって分けられるんだろう。自分に置き換えてみると、具体的に「こうなりたい」っていうイメージが持てていると、自然と努力は出来るんじゃないかと思った。
では、その具体的にこうなりたい、というのを常に持ち続けるにはどうすればいいのだろうか。それは、常に世の中にアンテナを張って、自分と同じ価値観を持つ人、そして何か偉業を成し遂げている人を身近に置いておくことが大切だと思う。
でもそういう人をフォローし続けることは、時にメンタル的にしんどくなってしまう。キラキラしている人って、タイミングによっては深刻にメンタルにダメージを与えるから。そのダメージを良い刺激として自分の栄養ドリンクにするためには、地味でも良いから毎日コツコツ努力し続けることが大事だと思う。その結果、いつの間にか自分がそっちのほうに回っているかもしれないから。あとは、そういう自分を発信することも大事なのかもしれない。
仕事は大事だけれど、仕事に使われるんじゃなくて、自分がその仕事を利用して成長する。そして、常にそんな自分を客観的に見れるくらい余裕を持っておき、その余裕を別の活動で発揮する、こういう環境設計が大事なのかもしれない。
ちょっと話が脱線したけれど、やっぱりまだまだやるべきことは沢山あると実感した1日であった。