HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

6月1日 たとえ一時的だとしても・・・

木曜日。

毎週木曜日は在宅勤務の日。とくに大事なMTGが午前中に入っていないと、どうもやる気スイッチが入るのが遅い。ただ、問題なのはひとたびやる気スイッチが入ってしまうと、今度はそれをうまく切るタイミングが分からなくなってしまうことだ。

 

これは、時として体にとても良くない。ずっと手を動かしたり、頭を動かしたりしていると、自然と脳内が乾燥してくるのが分かり、トイレに向かおうと椅子から腰を上げた時、実はとてもお腹が空いていることに気が付くのだ。

 

一回空腹に気が付いてしまうと、味わうというよりも、それに気づいてしまった口をごまかすように、とりあえず何かしらの物体を口の中に放り入れる。だいたいこういう時は、歯ごたえがある方が良くて、カカオ含有量が高めのチョコだったり、硬めのクッキーをデスクに持ってきて、永遠と食べてしまう。

 

気が付くと胃が気持ち悪くなっており、そしてだいたいそんなことに気が付くころには、あたりは真っ暗で20時を回っている。さすがにこのまま風呂に入り、ベッドに横たわるのは気が引けて、今日もいつも通り夜のウォーキングに出掛けた。

 

重い荷物を背負わずに外出をすると、少し目線が上向く。そのおかげもあって、なんだか夜にランニングやウォーキングをしている人が増えたなと、気が付いた。ランナーに抜かれたと思ったら、またすぐに後ろから新しいランナーに抜かれる。と思いきや、前からも汗を流しながら走っている人がいる。

 

僕は朝ランニングをしているのだけど、朝見る人よりも、夜走っている人は、どちらかというダイエットをしている人なのかな、という体型の人が多い。

 

僕も、昔100キロオーバーの時があったから、太っていることがコンプレックスな人の気持ちは死ぬほどよくわかるし、今でさえ微かな摂食障害を抱えていきている。自分に自信がないんだけど、どうにかして自分を変えたい、そんな人にとって夜の闇は優しく包んでくれることも知っている。

都内に住んでいると、ランナーに加えて、ガールズバーや風俗のキャッチの女性にもよく遭遇する。今の場所に引っ越す前は、風俗街として知られていた吉原付近に住んでいたこともあり、よく声をかけられていた。

僕は残念ながら女性に全く性的興奮を覚えないので、完全にスルーなんだけど、それでも、こういうところで働いている人、働かざるを得ない人の気持ちも、夜の闇は包んでくれるんだなぁと思う。

 

夜は必ず明けてしまう。日が昇れば、見たくないもの、見せたくないもの、見られたくないもの、がどうしても表に出てしまう。夜は必ず明けるのだから、それを一生隠し通すことはできないけれど、それでも一日の中で必ず夜が来ると思うと、たとえ一時的なものだったとしても、そこに安堵を覚えることが出来るなぁと、しみじみ思う。

 

それでいいと、僕は思う。そこから、始めればいい。