HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

3月10日 こなすこと

明日は週末、金曜日

 

朝起きたらびっくりした。時刻は6:15。普段5:40に起きる僕にとって、この時間は遅すぎる。外はすっかりと明るくなっており、夜明けじゃなくてもう朝になっている。

やってしまった、寝坊である。

もちろん、6:15に起きていれば会社に間に合わないなんてことは全くない。ただ、僕の場合は朝にやることがてんこ盛りだから、それらをこなそうとするとどう考えても間に合わないのである。さて、何を削るか、掃除か、ラジオ体操か、ランニングか、朝食か、、、、、

体はとにかく急ぎながら、頭の中で高速に優先順位付けをしている。結論からいうと、あきらめたものは朝ごはんだった。ただ、厳密にいうと、朝ごはんをあきらめたのではなく、朝ごはんは別にじっとして食べるものでもないから、掃除をしながら、準備をしながら食べればよい、という結論に至った。

 

いつもよりも遅くランニングに出かけたが、それでも既にいつもとの差は15分ほどに縮まっていた。帰ってきたら高速でシャワーを浴びて洗濯機を回す。ここまでは特にいつも変わらず、そしてここからが本番だ。朝ごはんを食べながら掃除、片づけ、食べ終わり次第、歯磨きと身支度。ちょうどトイレと着替え、そしてトイレ掃除を済ませたタイミングで、洗濯機が終わる。その流れで洗濯物を干し、いざ出発。

 

なんとも、いつもよりも5分も早く家を出られている。自分の目を疑った。突発的な出来事にめっぽう弱い僕だけど、家事に関しては事情が違うみたいだ。

考えてみたら、僕が小学校高学年の頃に突然母子家庭になって、基本母は家におらず、姉は練習がかなりハードな部活に入っていたこともあって、小学校から帰ってきてから、夜寝るまでの家事は基本的には僕がやっていた。でも、不思議なことにそれを苦だと思ったことは一度もなかったのだ。

 

まず帰ったら、猫たちの世話だ。トイレを掃除して、ご飯と水を取り替える。次に人間関連。洗濯物を取り込んで、お米を研ぎ炊飯器のスイッチを入れる。味噌汁に入れる野菜は、少し水に浸しておいた方がいいから、そのあとは味噌汁の下準備に取り掛かる。季節が冬なら、浸している間に灯油ストーブに灯油を入れて、家の中に入るついでに雨戸を閉める。そして、味噌汁に取り掛かって、一旦料理はここまで。ここから1時間くらいピアノの練習。これが大好きだった。小さい頃はピアノの練習が嫌で仕方なかったけど、いつからからか、あの音が作り出せる感覚が溜まらなかった。

 

きりがいいところでピアノをやめて、晩御飯の準備、途中でお風呂を沸かし始める。

姉が帰ってきて一緒に晩御飯。その片付け中に先に風呂に入ってもらい、そのあと僕が入って、湯舟だけは洗っておく。母は湯舟に入らず、ササっとシャワーで済ませてすぐ寝るからだ。

 

 

なーんて当時のことを思い出した今朝のひと時だった。

考えてみたら、今日も2個3個、もしくは4個くらい同時並行で取り組んできた。小さいころに身についたことって、本当に忘れないんだなぁと。ただ、それが辛い経験だと逆効果な気もする。ちょっと大変な環境下であったとしても、それを楽しめるようになると、途端に自分にとってプラスの糧になると思う。

 

あの頃、決して楽じゃなかったけど、楽しかったなあ。

ガッツというかそういうんじゃなくて、まるで水のごとく、日々に自分を順応させていく。懐かしい。

 

おやすみ