HONEST

猫好き・植物好き・ラジオ好きの齢31歳。日々の学びや気づきを、ちょっとだけ得意な文章とイラストで自由に記録していきます。

8月16日 植物と暮らすことで

金曜日、

 

 

晴れ、曇り、雨。どの天気が一番好き?って聞かれて、雨が好きっていう風に答える人はどれだけいるだろうか。

恐らく一番の少数派だと思う。僕も、もちろん晴れが好き。まあ今の時期だと、曇っているくらいの方がいいけどね。でも、あの冬晴れの感じとかすごい好き。だから、雨が一番好きっていう意見を最初聞いた時は、なぜなんだろうって思っていた。

 

「だって雨の日って、草木が嬉しそうでしょ?それに、天気が悪い時って実は葉っぱの緑がとてもきれいに見えるんだよ」

 

そう教えてくれたのは母だった。

僕自身自覚していることではあるが、僕のこの植物好きは母の影響を受けている。彼女の本職は、フラワーアレンジメント教室の講師と運営である。基本的には、プリザーブドフラワーを使って一定期間飾れる作品を作ることがほとんどなのだけれど、まるでその反動であるかのように、家の外にも庭にも、生きている草木がたくさんあった。

 

「雨降ってきた!家の中の植木鉢外に出してー!」これが雨が降ってきた時の母の口癖であり、歳を取って重いものを持ち上げるのが大変になってきた母に代わって、僕が手伝えることでもあった。

 

今日みたいな台風の時はもちろん外に出さないけれど、風が強くない、冬以外の雨の日は庭に草木を出していた。そしてこの時期になると、一斉にカエルの合唱が始まる。

 

なんか、カエルも草木も本当に嬉しそうだよね~っていう会話をしていた。

 

僕は雨の日は嫌いだけど、雨の日が好きな人だっている、雨の日が好きな生き物だっている。やっぱり一般的って思われていることほど、そんなことないんだなってそう実感したのを覚えている。

 

翻って今の僕の家。大きい木から小さい観葉植物まであるのだけれど、今日みたいな台風が来るときは、一斉に中に片づけて、僕と草木と一緒に外を心配そうに見ている。春夏は、日中も夜も外に出しっぱなしにしていることも多いから、一斉に中に入れるのはなんだか新鮮で、逆に慣れていない感じもする。

 

多分それが原因なのだろう。一番大きな木の植木鉢に足をひっかけた反動で、他の植木鉢をひっくり返してしまった。窓際に置いてあったこともあり、ひっくり返ってこぼれた土が窓のサンに入り込んでしまっている。

うわぁ、これは掃除にめちゃくちゃ時間かかる・・・。それと同時に、土が減って苦しそうな植木を修復しないと、、、てんやわんやである。一つ気になると、他の植木鉢も気になって、土をちょっと足したり、剪定したりしていたら1時間経過していた。

ただ、実はこれで諦めがついたものがある。それは夜のジョギングだ。

暴風雨というわけでもなかったから、これ走りにいけるわって思い、急げ急げと思って色々と片付けていた結果、足を引っかけたのだ。

 

「ちょっとおっさん。台風だよ?やめなよ、さすがに。バカなの?」

 

きっとそう思って、倒れてくれたのだろうと、一人納得していた。

頑張り過ぎることが、逆に空回りすることがあるっていうことを実感したひと時であった。

本当に何気ない些細な事なのだけれど、植物と暮らすことで、たくさんの学びや気づきがあるということを、改めて思い出した&実感した日だった。