火曜日、
先週後半からずっと気になっていたことがあった。
一緒にお仕事をする広告代理店の話。これまで2社さんと一緒にプロジェクトを組んで実施してきたのだけれど、コストや効率を考えて、一本化することになった。
つまりどちらか一方の代理店様とは、これ以降取引がなくなるということである。
億単位の発注をしているから、きっと大きな影響があることだろう。
この話は7月くらいからずっと社内では話されていたことで、お盆休み明けについに結論が出た。
その結果を伝えたのが、先週の金曜日だったのだ。
一旦取引終了となる代理店からは、最初のリアクションがすぐにあったが、それ以降はパタッと連絡が途絶えてしまった。
そして土日も特に音沙汰なく、月曜日も何もない。
週末もずっと心のどこかにあったモヤモヤの原因は、これだった。
ところが今日の10時頃。突然代理店の代表、窓口の営業、マーケティングの担当者から一斉に連絡が入った。
何があったかは知らないが(きっと、僕が落ち込む様子を見かねて、上司が連絡してくれたのだとは思う)、早速メールを読む。
ビジネスでのお付き合いなので、不平とか不満、文句みたいなものは特になく、「またお仕事できるようにコミュニケーション取らせてください」と書いてあった。
きっと腹の中は違うだろう、そう思ってそれぞれ個別に連絡を取ってみた。
やっぱりみんな悲しんでいた。そりゃそうだ。
だから、個人的にどれほどお世話になったか、僕個人として苦渋の決断だったか、会社というフィルターではなくて一個人としての見解で伝えた。
ビジネス上の付き合いではあるけれど、やっぱり相手は人である。分かり合いたい、感謝を伝えたいと思ったら、会社の看板を外して個としての私で接することが大事だと痛感した。
それぞれとは最終的に良い関係で話を終えることができた。
今日はもうそれだけで気持ちがいっぱいで、泣きそうになってしまった。
ああ、きっとまたいつか、彼らと仕事ができるように、僕個人は常に模索していきたい。