HONEST

猫好き・植物好き・ラジオ好きの齢31歳。日々の学びや気づきを、ちょっとだけ得意な文章とイラストで自由に記録していきます。

8月15日 他人の優しさが染みる

木曜日、

 

 

日中は僕にとっては明るすぎる。他人の目線を気にしてしまう性格の僕にとって、日中の明るさはできれば避けたいもの。

早朝は問題ない。既に明るいが人が少ない。まだ半分寝ぼけている人もいれば、急いでいて他人のことなど気にしていないような人も多い。

夜は最高だ。もちろん、夜道でも街灯があるから真っ暗ではないものの、相手の表情や目線まではあまり見えない。だから、こちらも気にする必要がない。

仕事で目を酷使しているのに加え、日中はキョロキョロしながら周りの視線を観察している。そのせいか、最近は18時くらいを過ぎると、コンタクトをしていても目が見えなくなることが頻繁にある。

だから、お盆みたいな祝日や週末は、観光地や繁華街は極力避けて、静かに一人で居られる場所で過ごすことが多い。そういう意味で、土日の会社はとても居心地が良くて、集中して終わらせる必要がある作業が残っている時は、休日でも会社に出向いていることがここ最近増えてきた。

今日がまさにそれだった。

ただ、いつもと違うのは1人ではなかったということ。僕と同じように、ADHD気質で悩んでいる同僚がいるのだが、彼も仕事が終わらず会社でやろうと思っているとのことで、広いオフィスに2人で仕事をしてきた。余談ではあるが、彼が進めてくれたSONYノイズキャンセリング付きイヤホンは、素晴らしい。外の音がほとんど聞こえない。

変な光景かも知れないが、2人ともそのイヤホンをつけて、黙々と作業をしていた。互いにADHDだと、お互いどういう状態が集中できるか分かっているから、ストレスフリーで作業ができる。

 

でも、僕と彼の違うところは、彼は人混みなどは別に避けないということ。何かに集中する時はもちろん避けるけど、まあ混んでいても行きたければ行く、そういう人だった。

 

このお盆休みというタイミング。会社はオフィス街というよりも、そのエリア一帯がショッピングや商業エリアとなっている一画に存在している。時刻はお昼の12時30分。

どうせなら美味しいもの食べようやとランチに出て来たけど、どこも混んでいる。

こういう時、僕ならランチ自体をパスするか、コンビニでなんか買って自席で食べる。食べるというか流し込む。でも、彼は違う。ちゃんと食べたいタイプ。彼のお陰でちょっとだけ値段高めのランチにありつくことができた。

 

ランチの後にコンビニでアイスコーヒーをゲットし、オフィスに戻る。第2ラウンドの始まりだ。実はこの時、持っていた財布をコンビニのコーヒーマシーンのところに置き忘れてきたことに、気が付いていなかった。

夜になって帰ろうかとなった時、財布がないことに気が付いて、元のコンビニに立ち寄る。もうさっきまでいたアルバイトの人ではなかったけれど、ラッキーなことに財布を取っておいてくれたのだ。人のありがたみを知ったひと時。

スタバに立ち寄る。コーヒーを頼んで会計。ただ、スタバカードのQRコードがなぜか読み込めない。別の店員さんを読んで試してみる。読めない。他の店員さんが来て試行錯誤。なんとか読み取れた。ワンモアコーヒーもお安くなるからどうにか対応したくて、と店員さん。人の優しさが身に染みる。

 

僕は、普通に外に出るし、会社に行くし、なんなら日中は外で過ごしている方が多い。でも、本心は早朝と深夜に活動し、日中は寝ていたい願望もある。それは、極力人目を避けたいと思う時があるからだ。

 

ただ、やっぱり人は1人ではうまく生きていけないと、今日の一連の出来事を通じて実感。他人の優しさによって生かされている。

 

それならば、一人になれる時間は確保しつつ、受け取った優しさをお返ししたり、また他の誰かのために使えるように、周りと関わっていかなければいけないのだなと、そんな気持ちになった。

 

生きづらい世の中だけど、だからこそ他人の優しさが染みる。