水曜日、
リモートワークが普通になって久しい。
ただ、今働いてる会社は、どちらかというと出社を推奨している。立場的に、僕もだいたい会社で勤務することが多いけれど、中には規則のループホールを有効活用して、極力在宅勤務をしている社員もいる。
僕のチームメンバーにも、そんなメンバーが一人いる。
なぜ出社が推奨されているのかと言うと、在宅だと怠けている・遊んでいるんじゃないのか、という社員への不信感があるからだと思う。
ただ、このチームメンバーは180度違う。在宅勤務の時ほど、本領発揮するのである。
「ちょっと壁打ちになってくれませんか?」と僕が投げかけると、
「もちろんです、では5分後で」と、ZOOMのリンクと共に返答が来る。
そのZOOMが終わった後で、タスクを依頼すると
「OKです。夕方までに一度作って、また連絡します。説明が必要ならZOOMしましょう」と、ポジティブな回答が返ってくる。
極めつけは、さっきである。
「これってエクセルでどうにか集計できないのかな?」
そんな感じでチャットを送ると、
「あ、ちょっとそのExcel共有してくれませんか?たぶんできます」と返答。
そして、
「これちょっと複雑かもなのですが、今5分くらい時間ありますか?口頭で話します」
そう言って再びZOOMのリンクが送られてくる。
まるで影武者、まるで参謀。もともと育ちが良いというか、地頭がいい人だから分析とか集計とかは得意分野である。
でも、こうやってポジティブに動いてくれると、本当に生産的に仕事ができる。
やっぱり、何でもかんでもリモートが悪いっていうのは、ちょっと違うなと、彼女を見ていると思う。