木曜日、
「よく切れなかったね」
とあるチャットのメッセージを同僚に見せたら、驚いていた。
自分が失念していたせいで着手するのが遅れてしまい、結果として理想のスケジュールとは大きくずれてしまいそうな案件がある。
あたかも、「私は悪くない、結果としてそうなってしまった」と言わんばかりのメッセージの書きぶりに、切れるというよりも呆れてしまう。
小さい子供がおもちゃを壊してしまった時に、よく言う言葉がある
「おもちゃ、壊れちゃった」
おもちゃは勝手に壊れない、壊したのだ。責任逃れをしようとして、おもちゃが自分で自ら壊れた、みたいな言い方になっている。
「壊れたんじゃなくて、壊したんでしょ」
そうやっていつも直されていたのを思い出す。だからだと思うが、こうやって、「勝手にそうなりました」みたいな言い方・書き方には寛容ではいられない。
もう季節は秋。夏休み前からずっと依頼をしていて、それで何度もリマインドをしていて、それでこの様である。
そこに対して、特に反省もなく、勝手にそうなってしまったのでやむを得ない、みたいな言い方をしてくる、その図太さに驚愕する。
ただ、もしかしたら、それくらい図太く、それくらい鈍感にならないとやってこれなかった人生を送ってきたのかもしれない、それくらい辛い過去を過ごしてきたのかもしれないから、そこには同情する。
心から同情することが、私の精一杯の軽蔑の気持ちの表明だ。