HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

7月2日 自己開示と対話

日曜日、

 

 

昨日の天気は一体何だったのか、今日は朝から晩までびっくりするくらいの晴天が広がっていた。雲がないと、早朝は空気がいつもよりひんやりとしているし、風も吹いている。寝不足ではあったけれど、ランニング日和だなぁと思いながら、いつもよりも気持ちも体も軽やかに、朝の都内を走った。

 

今日は午後からホームパーティーをすることになっていた。厳密に言うと、ハウスウォーミングっていうやつだ。僕がこの文化を知ったのは、カンボジアに住み始めた時だ。首都のプノンペンに住んでいたのだが、東京以上に街のあちこちで建設ラッシュで、どんどん新しい家やマンションが出来ている。

引っ越す人も多い中で、新居に移った際、幸運がやってくるように、とお祝いをするハウスウォーミングという文化を知った。

 

今日のメンバーの中で、1人は会社経営者なのだけれど、彼がちょうどタワマンに引っ越したとのことで、それであれば是非ハウスウォーミングをやろうと、そんな感じで集まったのだ。

 

このメンバーは5人なのだが、大学の時にビジネスコンテストに一緒に出たメンバーだ。経営学部主催のこの企画は、参加条件として、

必ずグループの中に経営学部以外のメンバーを複数名入れなければいけない、

男女混合でなければいけない、

異なる学年のメンバーをいれなければいけない、

というものであった。

5人中3人は経営学部、そして僕は文学部、もう1人が社会学部という構成で、1名女性が入っており、当時僕は大学3年、他には4年生と、それから院生が入ったメンバーだった。

 

今振り返ると、これでもかっていうくらい時間と労力をつぎ込んだプログラムだった。この5人のうち、僕を含めた3人は、実は別のプログラムを通じて知り合っていた。そっちのプログラムもかなり濃厚で、夏季休暇期間に国際協力大学という大学院に運ばれ、2週間、間英語だけで他の国から来た大学院生とディスカッション&プロジェクトを進めるというもの。そこから1年間何かと事後トレーニングみたいなものがあって終了というもの。

 

両方のプログラムともに、僕は全然ダメダメで。

でも、だからこそ同じグループのメンバーに自分の弱いところを見せられたし、むかついた時・イライラした時・よく分からない時は、避けるんじゃなくてちゃんと会話をした。

特に、夏のプロジェクトの方、こっちは朝から夜中まで課題に追われていたので、みんな夜になると大講堂で課題に追われながら寝落ちしているのだけど、まあもう自分の素が出ないことなんてなかった。

見た目から始まり、普段の自分の口調、嫌な部分も含めてマルっとみんなで共有した感じだ。

 

でも、だからこそ、今でもこのメンバーが集まると本当に素の自分に戻れるし、久々に会っても全然違和感がない。そして楽。このメンバーの前ならいつでも寝れる(笑)

 

社会人になってから、こういう丸裸にされるような体験って、経験してないと思う。そして、ブランドを代表する社員として常に正しくなければいけないと、社内外でも自分の素を見せないことが多く、弱みとかも見せられていない。

転職してからはなおさらだ。転職者=即戦力だから、とにかく貢献しなければいけないと思って、自分を奮い立たせている。でも、それがかえって周りから見ると、とっつきにくいと思わせているのかもしれない。

 

分かり合えない人がいる場合は、まあそういう人もいるよね、という風に、人それぞれという感じで片づけてしまっている。

ただ、人それぞれってかなり排他的な意見だとも思う。

 

人それぞれだから、私には関わらないでね、あなたにも関わらないから。

人それぞれだから、あなたの価値観は否定しないけど、こちらの価値観も否定しないでね。

 

こんな感じだと思う。

 

そう、対話の機会を根こそぎ失っている気がする。

 

社会人になってから出会った人と、全く素で付き合えない、そしてオフィスの外では絶対に会いたくないと思ってしまうのは、こういうことが影響しているのだと思った。

 

自己開示と対話、意識してみたい。

 

ちなみに、タワマンはとても良い(笑)

快適だし、40階からはレインボーブリッジもスカイツリーも見えてしまった。

次回は隅田川の花火大会かな。

 

僕には一生やってこない生活だと思うから、こういう繋がり大事にしたい(笑)