水曜日、
僕には、人間関係において、これだけは苦手だ...というものが3つある。
①人と争うこと、喧嘩をすること
②だれかが泣いている場にいること
③ファシリテーションをすること
ただ、社会人として働いている以上、この①②③、どれも避けられない。
実は、今日この中の、1つ目&2つ目を経験し、とても疲弊してしまった。
今仕事で取り組んでいるのは、もっぱら今年の冬に行うキャンペーンのプロモーション企画。今日は、広告代理店とのキックオフミーティングであった。
これまで、先方の担当者としては個別にやり取りはしていたけれど、今日はこちらのメンバーもフル参加、向こうのメンバーもフル参加ということで、いわゆる代理店からの「ご提案」を受ける、そんな会議があった。
ただ、この会議を仕切るのは、クライアント側のメイン担当者である、僕なのである。
早速、③のファシリテーションをすること、これを突き付けられたのだ。自分の直属の上司、そして部署のトップが参加している中で、ファシリテーションをする。
冷や汗が止まらない。
みんなバラバラの場所から参加していたこともあり、画面には参加者の表情が並ぶ。
ファシリテーション担当としては、上司の顔を気にせずにはいられない。
つまり、全く先方の提案に集中できない。
そんな中でも、会議は一応順当に進み、質疑応答パートに入った。
こういう時、最初に質問や意見を述べるのも、ファシリテーターの役割である。
率先してマイクのミュートを解除。
ただ、さっきも書いた通り、全然集中して話を聞けなかったから、質問も何もないのだ。当たり障りのない感想を述べて、僕のターンは終了。
あとになって考えてみると、不明点・聞きたいこと、いっぱいあったんだけどなぁと、1人反省会を実施する始末だ。
僕の後に発言をしたのは、部署のマネージャーである。
「質の良いクリエーティブ、と言う話があったが、質が良いというのはどういう風に定義するんでしょうか?また、どういう指標を持って質の良し悪しを判断するんですか?」
おおお、目の付け所がシャープ過ぎる。そういう切り口の質問はさすがである。
「認知・興味関心・比較検討・訪問・購買、とファネルごとに使用するSNSを分けて配信する、とのことですが、実際に配信したターゲットが、比較検討しているかどうか、なんて分かるんでしょうか」
これまたエッジの効いた質問。
今回はキックオフミーティングの体裁だったこともあり、基本的には先方は営業組織中心の参加メンバーだった。ということもあって、「確認して報告いたします」の嵐。
こういう対立というか、雰囲気の悪い場、本当に苦手なのだ。ファシリとして、最後は何とかまとめたけど、全然建設的な議論ができなかった。
僕は、自分でも自覚しているけど、典型的な平和主義者だと思う。争いは起きないし、全てのことが丸く収まるのはいいけれど、物事に核心に触れたり、根本原因に向き合うということを避けてしまう傾向がある。
それは、言い換えればその場しのぎの向こう見ず野郎、ということではないか。。。
これから、このような会議体は週2ペース、もしくはそれ以上で入ってくる。
脱・平和主義者、とまではいかないけれど、意識はしてみたいと思う。
つかれた