土曜日、
問い
次の3つの中で、母子ともに助かる可能性が最も高いものは、どれでしょうか。
【状況】
母子は上空を飛んでいる飛行機の中におり、機体トラブルの影響で、天井から酸素マスクが降ってきた。
1.母親が子供にマスクをつけてやり、その後自分も装着する。
2.母親が、まず自分のマスクをつけて、その後で子供にマスクをつけてやる。
3.それぞれ自分でマスクを装着する。子供も、なんとか自分でマスクを装着する。
答えは2番。まず母親が自分の準備をしっかりと整えた後、子供のマスクを装着してあげるという順序が、母子ともに最も生存確率が高くなる(今日聞いたラジオ調べ)
誰かをサポートする上で、まずは自分がしっかりと満たされていることが重要である。
もっと身近な例で言えばスマホ。スマホも充電が十分になければ、使いものにならない。
言われてみれば当たり前なんだけど、意外と忘れがちなことじゃないだろうか。
自己犠牲が美徳とされる日本社会において、組織や団体、集団のリーダーは、自分ファーストではなく、周りファーストの思考に陥りがちだと思う。でも、もう少し広い視野で考えれば、最終的に最も良い結果になるのは、自分ファーストの場合ではないだろうか。
先日の玉突き人事が発表されてから、どうやってチームのメンバーをサポートしていくべきなのか、これをひたすら考えていた。
考えれば考えるほど、
「自分のやりたいことより、チームメンバーがやりたいこと」
「自分の予定より、チームメンバーの予定」
と、チームメンバーファーストの思考になっていた。
ただ、日が暮れた18時頃。なんだか全然ワクワクしていない自分がいることに気が付いた。
普段の土日だったら、次の週の仕事でこんなことをやりたい、これをもっと突き詰めてみようと、ワクワクしているのだ。
そのワクワクを更に大きくするために、必要な情報や知識を仕入れたり、勉強したりすることで土日は過ぎていく。でも、それこそが喜びだった。
ところが今日は、何をやっていてもワクワクしないのだ。
本を読んでいる時も、
「チームのリーダーとはどうあるべきか」
「本当にやっていけるだろうか・・・」
など、不安が脳内を駆け巡り、全く集中できない。
これはまずい。そう思って本を閉じ、ラジオを聞き始めた。
そこでたまたま聞いたのが、人事アドバイザーとして、株式会社 We Are The People代表の安田雅彦さんのコメントだった。
「管理職は、出来る限り心身ともに元気でいないとね。
だから自分を犠牲にして、擦り減る必要はないのだ」
フリーアナウンサーの堀井美香さんがメーンパーソナリティーを務めるラジオ番組
「WEDNESDAY HOLIDAY」
この番組に、安田さんがゲストで出演されており、それで冒頭のクイズの話を聞いたのだ。
「誰かを支える、誰かをマネジメントする、そのためには、まず自分の心も体も元気でいなくちゃいけない。
だから、どんなリーダーだって、自分ファーストでいいんだよ」
そんなメッセージを受け取った。
いいんだよ、自分がやりたいことをやって。
それで自分のテンションがあがれば、チームメンバーにも明るく振舞える。
心にずっしりと載っていた、まるで漬物石のような重い塊が、
ちょっとだけずれた気がした。
少しだけ、笑顔取り戻せた気もした。
少しでいい
ちゃんと笑えてるかな?って、確認心がけよう。