日曜日、
・思い込みは百害あって一利なし
・過去は振り返らない方がいいこともある
・継続は大事だ
この3点、今日僕が歯医者から学んだことだ。
一つ自慢させてほしい。学校で歯科検診が定期的にあった時。僕は一度も引っかかったことがなかった。歯石も歯垢も問題なし。パーフェクト。
だから、僕にとって歯医者というところは、歯が痛くなったら行くところ、という位置づけであった。
しかし大学生2年生の時。
右奥歯に激痛が走った。
確実に虫歯だ。鏡で見ても、自分で分かるくらいに黒ずんでいる。
原因は分かっていた。コンビニのアルバイト終わり、深夜2時または早朝6時。
廃棄処分されるから持って帰っていいよと、いつもコンビニスイーツを食べていた。
もちろん歯は磨いていたけれど、眠さと疲れできっとテキトーだったのだろう。
結果、虫歯になった。
しかし、冒頭に書いた通り、僕にとって歯医者というのは、とても縁遠い存在。恥ずかしながら、大学生になるまで予約の方法まで知らなかった。
だから、限界になるまでバファリンを飲んで紛らわした。
結果、
「もう神経抜くしかないね。で、詰め物ね、詰め物」と、おばあちゃん歯科医から言われた。そしてひどく叱責されたのだ。
なぜ、こんなになるまで放置しておいたのだと。全て自分が悪いのだと。
ごもっともである。でも、一応こちらは患者なんだから、そんなに怒らなくても・・・。
これがトラウマになったのだ。
カンボジアに住んでいた時、なんとその歯の詰め物が取れた。
激痛。
ただ、カンボジアで歯医者に行く気にはなれなかった。ただでさえ、インターンでお金がないのに、海外で歯の治療なんて、、、。
そしてカンボジアの歯科技術も正直信用していなかった(←本当に申し訳ない)。
その結果、右奥歯2つが欠けてしまったのだ。驚いたのは、欠けたにも関わらず、全く痛くない。なぜなら神経が抜かれているから。
そしてそれをずっと放置していたのだけれど、ついにその近くの歯たちに、影響が出始めた。
歯の治療というと、高額になるとしか思っていなかったから、金銭的に余裕がない間は、痛くないし、まあいっかと思っていた。
ただ、8月末、奨学金という名の借金がすべて返済できたことを機に、決心した。
「歯医者に行くぞ」
それが今日。
結論、
①過去の自分の行いは全く責められない。むしろ、今この状態から、どうやって治療・修復していくか、しか考えていない。
②痛くないかもしれないけど、歯茎が結構ぶよぶよ。歯周病予備軍。
③歯医者は、痛くなる前に行くのが正しい。
ああああ、もう感服だ。
自分の思い込みが阿保らしい。みんながみんな、患者の過去の愚行を責めるような歯医者ではないのだ。
過去は振り返らない方がいいと書いておきながら、
「もっと早く言っておけばよかった」と思ってしまう。
来週から毎週のように治療が始まる。
よし、過去はもう振り返らない。逆に、30歳になったこの歳に気づけてラッキーじゃないか。
年齢を重ねることにも、お金がかかるのだ。
歯科医の先生、これからお世話になります。