HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

5月16日 手触り感の功罪

火曜日、

 

今日が忙しくなるということは、前日から分かっていた。こなさなければいけないタスクが山ほどあるのに、定例会議やランチMTGなどが入ってしまっているのだ。本当は、こういう日は、NO会議ですべて自分のために使いたいのだけど、それが無理だということは分かっていた。

 

ただ、定例会議は参加者も多いため、やろうと思えば内職もできる。しかし今日に限って「会議中に他の作業やってる人が多いみたいだけど」という枕詞が入り、周りの参加者たちも、MTGに参加せざるを得ない状況のようだった。もちろん、僕もそうだ。

加えて、普段この定例会議は2時間確保されているものの、だいたい早く終わる。場合によっては、1時間もかからないなんてこともある。しかし、今日は2時間ミッチリだった。

 

ただ、会議終了後の僕の気持ちは、とても晴れやか、というかなんともワクワクに満ち溢れていた。それは、今日の会議の中で紹介されたチャットGPTが、とても面白かったからである。

僕が所属するマーケティング部は、いくつかの部署に分かれていて、僕のような特定のキャンペーンに関してコンセプト設計からコミュニケーション戦略、リピーター戦略などまで一気通貫で考えるチームもあれば、リスティングやディスプレイ、SEO対策といった、いわゆるウェブマーケティングのチームもいる。

 

今日チャットGPTについて紹介してくれたのは、そのウェブマーケティングチームの人で、普段の仕事へのチャットGPT活用術がメインの内容だった。僕は、たまーにチャットGPTを仕事で使うけど、ほとんど使ったことがない。というのも、それに頼ってしまうと自分が成長しないと思うからだ。加えて、もっと自分自身で考えられるんじゃないか、という感じにも思ってしまう節がある。だから、これまでずっと躊躇ってきた。

 

ただ、今日の紹介を受けた後、さっそくチームのメンバーがチャットGPTにコードを書いてもらっていて、この回答が秀逸で驚いたのだ。仕事上、データベースにアクセスして、そこから顧客購買データを分析することを毎日やっているのだけど、必要なデータを抽出するためにqueryを書く必要があり、これにとても時間がかかるのだ。

 

ただ、実際に正しいqueryが書けて、欲しいデータが取れた時は、半端ない達成感や、意外と自分でも出来るかもといった自己肯定感を覚えられる。僕が所属する会社は巨大会社なので、なかなか自分がやっていることが直接ビジネスに繋がっているイメージがつかないのだけど、こういう作業から、いわゆる手触り感のある達成感が得られるのだ。

 

しかーし、今日改めてチャットGPTを学んでみて、少し意見が変わった。これ、チャットGPTに相談したら数秒かもしれないということが見えたからだ。その分、もっと別の仕事に時間を費やせたり、はたまた自己研鑽のために仕事を早く切り上げて勉強ができるようになるかもしれない。

 

手触り感を覚えたいがために、非効率を走ることの功罪、感じてしまった。