HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

9月8日 気持ちは伝わらない

金曜日、

 

 

「ありがとう」

この言葉で始まる返事。

 

僕が所属するチームのリーダーは、僕からの報告に対して、必ず「ありがとう」という言葉で返答する。僕はこれがとても好きだ。

 

特に指示されていない、むしろ自分がやりたくて、調べたくてやったことに対して、「ありがとう」って言ってくれる。

 

この返答は、まるで僕自身そのものが肯定されているかのような、そんな感覚を抱かせてくれる。

 

自分が考えて、自分で行動して、そして何かしらのアウトプットを自分で出す、これに対して感謝されると、あなたの存在自体を丸ごと感謝している、そんな風に感じられないだろうか。

 

職場で感謝される時ってどういう時だろう、ちょっと考えてみた。

 

多くの場合は、頼み事を引き受けた時、そしてその対応が完了して報告した時だと思う。

 

ただ、この時に言われる「ありがとう」と言う言葉。

これは、あまりにも当たり前すぎて、あまりにも自然な会話の一部すぎて、実は相手にあまり伝わってないかもしれない。ちょっとそう感じた。

 

もちろん、本質的な話をすれば、ありがとうを言う・言わないの議論じゃない、それは分かっている。

ただ、自分が想像している以上に、実は相手には自分の気持ちが伝わっていないのではないかと、ふとそんなことを想った。

 

じゃあ僕の場合はどうだろう、ちょっと振り返って、そして驚愕した。

 

ありがとう、そして、ごめんなさい。

 

こういった言葉は自然と口に出ている。

 

でも、相手とのやり取りでふと感じた相手の良いところ、こういったところを素直に口に出せていないことに気が付いた。

 

 

例えば、今日の後輩との打ち合わせ。

 

年明けの企画に関して、現段階の構想状況をシェアしてくれた。

話を聞きながら、この短期間でこれだけの量をリサーチできるって結構すごいことなんじゃないかと思った。

しっかりと定量的な情報から自論を述べている、その論理的な部分。これも、彼女の才能だなぁと関心していた。

そして、こうやって僕の期待を超えてくれて、本当にありがたいわ~と、そんな風に感じていた。

 

でも、僕は全く伝えられていない。

 

こういう自分の才能やいいところって、自分ではあまり認識できない。だからこそ、周りの人が伝えてあげることが大事なんだと思うし、その時の驚きはポジティブな印象として、ずっと残っていくと思う。

 

普段の会話での、「ありがとう」、これは当たり前。そして、当たり前だからこそ、そこには誰も気づかない。

つまり、相手に気持ちは伝わらないことが多いと思う。

 

だからこそ、ふと思った時に、それを伝えることは大事だと改めて思った。

 

まずは、僕のチームリーダーがやってくれているように、

ここで、ありがとうって言うのか!

っていうようなところで、僕も、ありがとうや、フィードバックが出来るようになりたいと思った。