HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

5月27日 少し長く生きてると

月曜日、

 

 

僕は今31歳。少子高齢化が叫ばれて久しい現代においては、まだまだ若造の部類に入るのかもしれないけれど、それでも30年間生きて生きたことで、知らぬ間に身に着けてこれたことがある。

 

それは、なんだかんだ明日を迎える能力だと思う。

 

少し長く生きていると、感情の乱高下が減る。無性にイラつく、無性に愛おしい、無性に悲しい、、、。地団駄を踏んだり、その場に突っ伏して泣いていたような幼少期には、溢れ出てくる感情がうまく処理できなかった気がする。

当時と比べたら

「ああ、この感じ、あの時のこの感覚と同じだよな」とか

「ああ、そういえば昔もこんなことがあったよな」とか、悲しいこと・辛いこと・楽しいこと・嬉しいこと、そういうことがあっても何となくやり過ごすことができるようになっている。

 

朝になって、昼になって、夜になって、また朝になる。これだけ一日の中で明るさも気温も変わっているのに、そこに対して何も思わなくなる。感情についても、おんなじことが言えるような気がする。

それが日々過ごすための能力なのかもしれない。

 

でも、個人的にはちょっと違う風にも思っていて。少し長く生きていると、そこまでの中で経験してきたものが、何かの拍子で突然表面化したりする。僕の場合は、それは音楽であり、そして言葉だったりする。自分を支えてくれ言葉もあると同時に、突き刺さった言葉もある。

そういう言葉たちが、ふとした瞬間に思い出される瞬間が多くなった気がするのだ。

 

少し長く生きているけれど、僕はまだまだ打たれ弱い。でも、なんだかんだ明日を生きることが出来ている。

 

今日、燃え殻さんのエッセイの朗読を聞いていて、僕自身は言葉によって守られているし、言葉によって感傷に浸るし、言葉を深く捉えすぎているがために傷つきやすいということも実感した。

 

そういう何気ない感情に気づかせてくれる、何も言わないけれど気づいたら隣にスッといてくれるような、そんな燃え殻さんの小説やエッセイが、僕は好きだ。

 

また明日が来るなぁってそう思った。

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