金曜日、
ぶっ潰れた水曜日、
それにも関わらず木曜日も実は終電まで飲んでいた。
前にも少し書いた転職予定の同僚。僕が、推薦状をお願いされた同僚の話である。
別にそこまで話す同僚ではないのだが、入社時からずっと同じグループで、組織改編による大きな混乱、次々とやめていく管理職達の時代も、一緒に乗り越えてきた。
多くを語らないけれど、一緒にいると安心できる。
一緒に仕事をガッツリすることはなかったけれど、この人に聞けば絶対大丈夫だって自然と思える。
だから、フリーアドレスのオフィスで、席が隣になったりすると、それだけでなんか落ち着いた。
月曜日、最終合格をもらったと報告が来た。その時は、悲しい気持ちもあったけれど、同時に「おめでとう」という気持ちの方が強かった。そこから退職日の設定に入るのだが、そこが揉めたらしい。
水曜日の定時後、ようやく上司&人事と決着がついたと連絡があった。
なんと、最終出社は来週金曜日。正直理解が追い付かなかった。
悲しいという気持ちさえ追い付かなくて、理解できない自分に笑いがこぼれてしまった。
その日は強いお酒が飲みたかった。それで思い切り潰れた。
翌日は、別の同僚に誘われて、たくさんご飯を食べて、そして美味しいワインを飲んだ。二日酔いにも関わらず、逆に元気になった。
そして今日、9時から外部との打ち合わせがあったこともあり、8時には出社だ。睡眠時間4時間。
体に酷だということは分かっている。
でも、そういう風にしていないと、やってられない時があるんだ。
居なくなって初めて分かるありがたさ、なんて言葉があるけれど、まだ居るのにそれだけで切ない。
泣いても泣いても多分泣ききれないから、こうやって思いを連ねておきたい。
心が痛いってこういうことなのかな。