木曜日、
薬はすごい。ドラッグじゃなくて、メディスンの方だ。
昨日39度近くまで上がった熱が、今朝はもう37度まで下がっており、昼休み中に測ったらもう36.5度と平熱まで戻っていた。
結局コロナでもインフルでもなかったけど、早めに病院に行って大正解だ。
解熱剤や鎮痛剤などは病院に行かないとなかなか手に入らない。病院で出る西洋医学系の薬に加えて、持病を抱える母がずっと煎じてもらっている漢方薬を、今回の症状に合わせて煎じてもらい、それを飲んだ。
熱が1度違うだけで、世の中の景色が全然違って見える。
そういえば、この前聞いていたポッドキャスト番組「となりの雑談」で、メーンパーソナリティの一人である桜林直子さんが、こんなことを言っていた。
「真っ青な青空を見て、綺麗だと思わなかったら、それは相当疲れているとき」
発熱時の僕は、確実に青空を見ても全く感動を覚えなかっただろう。
でも、思い返せばここ最近。青空を見て、わぁきれいって思ったことがどれだけあっただろうか。
そもそも見上げるという行為をしていなかったかもしれない。
日中はオフィスに籠り、基本は23時台の電車で帰宅。飲み会があれば基本は終電。青空と縁遠い生活を送っていた。
今日は熱は下がってはいたものの、念のため在宅勤務にさせてもらった。いつもと同じ時間に目が覚めてしまい、始業までに時間があったから散歩に出かける。
朝はまだ涼しくて、見上げると秋の青空が広がっていた。雲一つない、というわけではないが、清々しく晴れている。
ああ綺麗だなぁと、そんな思いを抱きながら坂道を下っていた。
明日、もし晴れたら、空を見てみてください。
もし感動できなければ、ひょっとして心が疲れている、体が疲れているかもしれません。ちょっとの休養を許してもいいんじゃないかな。