木曜日、
昨日は日記が書けなかった。会社の送別会があったからだ。
元々7人の予定だったところ、1名は風邪でダウン、もう1名はトラブル発生で急遽参加できずという感じ。暗雲立ち込めていたところに、本当に暗雲が立ちこめたから驚愕だ。一極集中豪雨。遅れて参加した僕ともう1人以外は、どうしたの?っていうくらいずぶ濡れ。
遅れた僕らも早くずぶ濡れになりたくて、酒に雨のように打たれる。と言うのは嘘で、盛り上がる会話に滑り込む。
「まるでランウェイみたいに私1人で闊歩してたんですけど」
記録的豪雨の渋谷は、その時だけ全然人が歩いてなくて逆に快適だったと、ある1人が話していた。不快を笑いに変えてくれる存在ってありがたい。
考えてみたら、この送別会、時間通りに着きそうなのが主役だけになるところだった。それは良くないと言って、豪雨の中立ち止まることなく彼女は渋谷の街に繰り出したのだ。
そんな彼女、僕ら遅刻組にも、
「どんどん飲んで追いついてよ〜」と言いながら、枝豆や叩きキュウリではなく、チキン南蛮や焼きおにぎり、みたいな飯をスッと差し出してくれた。
優しさだ。
もちろん昨日も気づいたら終電。優しさは時間を忘れさせる。疲れもストレスも。
その反動で、今日はまだ仕事が終わらない。
でも、優しさで頑張れる。