HONEST

猫好き・植物好き・ラジオ好きの齢31歳。日々の学びや気づきを、ちょっとだけ得意な文章とイラストで自由に記録していきます。

8月24日 流されるのも悪くない

土曜日、

 

 

流れるプールの話である。

というのは嘘だ。

 

昨日、つまりは今週の金曜日の話である。

その一日前の木曜日は、いつも以上に残業をしていた。というのも、水曜日は送別会でいつもよりも仕事ができなかったからである。残業で終電レベルになるのは初めてだったけど、やむを得ないと思ってかなり遅い時間の帰宅になってしまった。

当然、翌朝も起きるのが結構しんどくて、今日はランニングしなくてもいいかなってちょっと思ってしまったくらい。そんなこんなで重い体を無理やり布団から引きはがして、いつも通りにランニングをし、その後出社である。

 

自席に座ってパソコンを立ち上げた瞬間のことだ。一通のチャットが届いた。

 

「おつかれさまです!突然すみません!今日の夜って空いてたりしませんか?実は、〇〇さん、〇〇さんと飲むんですが良かったらどうかなって思って!どこかの機会で、ちゃんとお話しできたらと思ってたので声掛けさせてもらいました!」

 

こういうことってあるんだな、っていうのが最初の印象だ。

僕が所属する部署はとても大きな部署で、一つの部署が更に複数のセクションに分かれており、その中にもまたグループが存在している。部署としては1個だけど、全然やっていることが違うのだ。だから、業務で関わりがなければ本当に話す機会もない。ただ、中間管理職になると部署横断の会議が多発するから、そこで何となく他の部署の人を知る、みたいな感じになる。

 

このチャットをくれた人は、まさに別のセクションで、僕と同じ役職につく人であった。

 

仕事も全然終わってないし、体もしんどいし、今週二回目の飲み会だし、そして当日のお誘いだし、まあ断ろうかなって思った矢先、なぜか「喜んで行きます!」と返信している自分がいた。

多分数年前くらいまでの自分だったら、事前に誘われても渋るし、当日に誘われたら確実に行かなかったと思う。

それが、なぜかここ1年くらいは割と頻繁に飲み会に参加している。ただ、自分からは誘わない。

誘ってくれる人が増えたっていうことなのかな、と思いつつ、恐らくだが一回流されて行ってみると、その時の僕の印象が他の人にも伝わって、

「〇〇さん、飲むと全然印象変わって面白いよ!」みたいな感じで伝わるんだと思う。

 

ちなみに、僕は100%そのように言われる。仕事中は基本自分にも他人にも厳しいタイプだから、あまり笑っていないと思う。

 

一度流れに身を任せてみると、それが次の流れを引き起こす。そしてまたその流れに乗ってみると、また新しい流れが出てくる。

もちろん、毎回流されるのも良くないけれど、意固地になっていたら生まれない流れというのも絶対あると思っていて、こうやって流されることで生まれる関係性は、困った時の助けになると思う。

と思いついた時、恐らく中間管理職になって、周りの人と助け合わないとやっていけないということを実感していることが、こういう流れに身を任せることへの抵抗をなくしている、むしろ積極的に流れてみると姿勢を作っているのかもしれなかった。

 

流されるのも悪くない。