HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

3月4日 妬むこと

土曜日、

 

水・木と続いた在宅ワークワーカホリックになっていたこともあって、寝不足が続いていた。だから昨夜は本当は早く寝ようと思っていた。しかし、あきらめが悪い僕はオンライン英会話を予約し、11時からその授業を受けるという、よくわからないことをしていた。結論、布団に入ったのはだいぶ遅かったと記憶している。とはいえ、起きる時間は変わらないのだ。

 

つまり、寝不足だ。

朝起きると、自分の体のだるさにびっくりした。寝不足だけじゃない。目を覚ましておくために、色々とお菓子を食べ過ぎたのも影響しているだろう。

こんな日は家にいると一日中グダグダしてしまうことになる。そう思って、いつもよりも早く家を出てカフェに向かった。

 

あれ、混んでいる。普段、晴れている日はあんまり混んでいないのだが、混んでいた。

そうか、きっと僕みたいな人はいっぱいいるんだと実感。席をなんとか確保して、いざ残務に向き合おうと思った時、母からLINE。近所の人についての愚痴、というか相談というか。

 

物理的に離れているので、僕にできることと言えば話を聞いてあげることくらいしかできない。LINEの文章を読み始める。

 

実家は、若干の近所トラブルを抱えている。

正確に言うと、面倒な一件のご近所の標的になってしまっているのだ。

 

うちの実家は自営業で、父は別の場所にオフィスを構えているけど、母は家で仕事をしていてお花とピアノの教室を開いている。ほぼ毎日、誰かしらが訪れる、そんな状況である。人が来る、しかも家の中に入り、お花の教室の場合は数時間滞在する。

 

来た人みんなが快適に過ごせる場所にしたい。

 

だから、いつも清潔に、かつインテリアなどもしっかりとこだわっている。

僕が毎朝起きてから1時間くらいかけて掃除をするのも、実家でのその慣習が身についているからだ。

 

そういった、ちょっと小奇麗にして、庭先や家具に少しこだわりを利かせていることが気に食わないのだろう。そのご近所の方は、実家の教室に通っている知人に対して、やめるように吹聴している。かつ、回覧板を持ってくるときは、ポストへの投函ではなく、かならずチャイムを押して家の中に上がり込んでくる。

 

「え、そのカーテンどこで買ったんですか?」

「え、その絨毯どこのですか?」

 

最初は、快く教えていた。結果、すべて真似されたのだ。教室の生徒さんから教えてもらった。

 

その近所の人と母は、年齢が多分20歳以上離れている。世代的な価値観の違い(例えば、完全に真似をすることが別に悪いことだと思うか、思わないか)もあると思うが、まあ気持ちよい話ではないよね。

 

このご近所さん、実は数年前に夫が突然の心臓発作で仕事中に倒れ、そのまま亡くなってしまった。子供も、もう高校生、大学生になる年齢で親から離れている。労災でお金がずっと支給され続けるから、お金だけはあるのだ。そして、時間もあるのだ。

 

ただ、孤立しているのだ。一人でいることを楽しんでいるわけではないから、孤独なのではなく、完全に孤立している。

 

一方で、毎日のように子供や大人が出入りする家が隣にある。

 

そりゃあ気に食わないだろうなぁと思う。

その結果、持て余したお金と時間を使って、悪い噂の吹聴、同じ家具や車(もしくは、もっと高いもの)を購入する。

 

妬むって、こういうことなんだろうな。

 

なんか、この話を聞いて、『13歳からの地政学』を思い出した。

互いの間に、海もなければ大きな山もない、深い溝もなくて地続きな国同士があったとする。一方は、外交関係がとてもうまくいっており明るい雰囲気が漂っている。「人」という資源が豊富だ。一方は、孤立して「人」という資源がない。ただし「金」はある。使い道がない。孤立しているから外貨という名の情報や、新しい楽しい話題が入ってこない。

 

隣の国、妬むよね。

 

結論、まだ解決策は見つかっていないのだけど、見えない山脈、溝、大洋を作って物理的にシャットアウト=気にしない、ということは出来ると思う。

 

戦争ってこうやって生まれていくのかな、とちょっと思った。

解決策は簡単に見つからないし、だからこそ長引くんだなと改めて実感。

 

なんかまとまっていないけど、今起きていること、記録しておこう。

 

おやすみ