HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

4月28日 勤勉の功罪

金曜日、

仕事もだいぶ落ち着いているし、もうすぐGWということもあって、何だか周りも自分も仕事にしっかりと集中できていないような感じがする。それでも特に支障がない状態くらいに、今は仕事が落ち着いているということなのだろう。

 

ただ、こういう時だからこそ、見落としがあるんじゃないか、もしかするともっとここを考えられるんじゃないのか、という風に思って結局遅くまで仕事をしてしまう。

僕が苦手なことは、思い切って休むこと、だ。仕事を定時でサクッと切り上げて、その後は仕事を忘れて遊ぶ、みたいなことが一番苦手である。一方で、緩急つけて仕事に取り組むということも苦手だ。例えば、月曜日は残業を全くしない代わりに、火曜日は0時まで仕事をやる、みたいなことだ。

それもあって、いつもだいたい忙しいという状態になっている。そんな僕を見て、周りの同僚たちは「〇〇くん、本当に勤勉だよね、尊敬するよ」と言って、飲み会に行ったりしている。本当にそう思っているかどうかはさておき、自分は自分のことを勤勉だと思ったことは一回もない。

 

天才は一日にしてならず、という言葉。

 

日々のコツコツとした努力や長年の積み重ねがあって初めて大きなものが完成する、達成するという意味。僕は小さい時から、これで生きてきた。もちろん、自分が天才だなんて言うつもりは更々ないし、むしろ天賦の才能があるとは全く思っていない。才能がないから、努力で勝ち上がってきた方だ。

 

高校時代。とにかく部活が忙しくてまとまった勉強時間は取れなかった。そこで、朝1時間だけ早く起きて、毎日予習をし、学校の授業を復習にするというサイクルを繰り返した結果、3年間全ての定期テストで学年一番を取り、行きたい大学にも行くことができた。

大学でも、コツコツ英語の勉強をして、TOEICTOEFLも要件を満たして、海外インターンの道を獲得できた。

もっと小さい頃の話をすると幼稚園の頃。家を出る30分前から、毎日ピアノの基礎練習をしていた。結果、高校進学の時には音楽科のある高校を真剣に推薦されるくらいのレベルにまで到達した。

これらは全て才能ではなくて、努力だと思っている。

 

これ、逆を言うと、日々の積み重ねが崩れた瞬間、何も達成できなくなってしまうということだ。それが怖くて、転職した不慣れなこの環境下の中で、とにかく着実に日々仕事をこなし、学び、スキルを身に着けたいと半ば体が勝手に動いてしまう。

 

それを見て周りは勤勉というが、違う。臆病なのだ。こういう勤勉にみられる人に対して、周りはあまりご飯や飲み会に誘わなくなる。正直、こちらとしてもその方がありがたい。というのも、羽目を外す恐れがなくなるから。

 

ただ、孤立はする。

 

出来る先輩方は仕事も遊びも全力で、頭も切れるし、英語もペラペラだし、如才なく振舞えるし、すごいなぁと本当に思う。そして仲間をしっかりと携えている。

僕の場合は、日々の小さな努力があって、初めて自信が持てるから、度胸で勝負、みたいなことは絶対にできない。

 

勤勉であることの功罪、これを考えた。

 

おやすみ