HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

5月13日 学び舎と社会との繋がり

土曜日、

 

今日はなんだか朝から体が重い。恐らく、1週間の疲れが抜けきっていないのだろう。今日も目を開けるまでに時間がかかった。幸いなことに、僕は、余程緊張していない限りは睡眠に悩まされることがない。寝付けない、眠りが浅いという症状があったのは、今の会社に初出勤する前日の夜くらいだった。それくらい、すぐに眠れるし、眠りは深いのだけれど、今朝は体が重かった。

 

とはいっても、グダグダしているわけにはいかない。やることはたくさんあるのだ。少しでも遅くなると、カフェはどんどん混んでしまって集中できるスペースを確保することは難しくなるし、かといって日頃のルーティーンを止めたくはない。ということで、いつも通りの朝を過ごした。

 

ふと、カフェで作業をしている時に、どうして僕はここまでこのタスクに没頭してしまうのだろう、とふと考えてみる。今の仕事、非常に大きな括りで表現するとマーケティングという職種なのだけど、もう少し細分化すると2つに分かれる。一つは、コミュニケーション戦略。これは、自社サービスをもっと多くの顧客に利用してもらうためには、どんな内容を、だれに、どんな媒体に載せて、どのタイミングで発信をすればよいのか、ということ。1年間の中で数回大規模なキャンペーンがあり、そのキャンペーン毎に設定している感じで、割と早いスパンでリターンが求められる。コミュニケーション戦略に基づいて、購買ファネルの末端施策まで考えることになるので、まあ要はマーケティングなのかもしれない(笑)

 

もう一つはブランディング。これは、1年とかで成果が出るようなものではなく、かつすぐに売上に連動するわけではないので、長期的な取り組みだ。自社そのものや、とある文脈において自社サービスがどのようなポジションを取っていきたいのか、その時に発信するコアコンセプトやアイコン、ロゴだったり。

 

これら両方に共通するのは、購買データや調査データを基にして、ターゲット設計をきっちりと行うこと。これは、定量的・定性的両方だ。ここがぶれてしまうと、その後が続かない。この作業は、とても時間がかかるし、結論、どこかのタイミングで妥協しなければいけない、というか合意を得て、それで回してみるというフェーズに移る必要がある。

 

ただ、こういう作業をしていると、新しい気づきが山ほどあって、本当にそれを知ることが楽しい。だからこそ、もっとデータをうまく扱えるようになったり、統計分析ができるようになりたいと思う。はたまた、行動心理学や行動経済学をアカデミックに学びたいという意欲が湧く。

 

ただ、僕が大学で専攻したのは、英語と米国文化だ。全然こことはかけ離れている。というのも仕事をしてみるまで、自分は本当はどんなことが好きで、かつその好きと自分のスキルや持って生まれた才能が、ぶつかるところはどこなのか、分からなかったからだ。

 

僕は、みんなでワイワイ、というよりも、人間の心理に対してとことん分析をすることが、どうやら好きなようだ。ちなみにストレングスファインダーでトップに来るのが「学習欲」だ。

 

日本の場合、高校までの学び・部活・生活などを通じて、大学で学びたいことを決める、ここまでは何となく繋がっているのに、社会に出るときには突然それが分断されてしまう。だから、全然興味もスキルもない職種・業界で摩耗してしまう人もいる。リスキリングって言われているけど、大学と社会人になるまでがもう少し繋がる、もしくはその間にモラトリアム期間を入れることが当たり前になれば、もっとうまく社会が回る気がする。

 

今日は、自分の作業に向き合っていたのと、カフェに向かうまでにこのポッドキャストを聞いて、そんなことを思った。藤原しおりさんのこちらの番組、めっちゃいいのでお勧め!

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