金曜日、
みなさんは、何か集めているものってありますか?
僕は、特定のジャンルに関わらず、ありとあらゆるものを集めてしまう癖がある。
分かりやすいところで言うと、食べ物。8月頭にコロナに罹患したのだけれど、収集&備蓄している食べ物のお陰で、10日間買い物に行かなくても、全く困ることがなかった。
日用品も同じだ。洗剤や歯ブラシ、トイレットペーパーなど、家には必ずたくさんのストックがある。台風が来たり、病気になったりして、外から出られない時は、本当に助かっている。
ただ、この文章を書きながら、改めて考えてみると、これは収集癖というよりも、備蓄癖と言った方がいいかもしれない。
いろんな種類の冷凍食品を備蓄しているわけではなく、特定の1種類しか買っていないし、日用品も色々なものを試すというより、買うブランドは決まっている。
僕は何の収集癖を持っているのだろう。
それは、情報だと思っている。新しい情報を収集することが大好きなのだ。
その観点で、新しい知識を得られる勉強はとても好きだった。
例えば英語。新しい単語を覚えることは、確かに大変だったかもしれないけど、知ることそのこと自体がとても快感であった。
例えば歴史。確かに暗記することは苦労したけれど、そういうことがあったんだぁ~というあの瞬間が快感だった。
実はこの情報の収集癖は今でも続いている。
僕はマーケティング領域の仕事をしている。その中でも、環境分析やターゲットのインサイト分析などの仕事が多い。
今回のターゲットは普段どんなことを考えているんだろう?
この人達が触れるメディアってどういうものがあるんだろう?
それは今のトレンドなんだろうか?
こういった疑問に対して、かみ砕いて解釈をするためには、世の中の情報、インタビュー調査、アンケート調査、SNSでのソーシャルリスニングなど、いわゆるリサーチをたくさん行う。
僕は、この情報を取っている瞬間と、調査結果を見るときに、とても高揚感を覚えるのだ。
一日中、情報収集していいよって言われたら、全然できる。
一日中、アンケート調査の結果見てていいよって言われたら、喜んでやる。特に、自由回答を一つ一つ見るのが溜まらない。
ただ一つ困っていることがある。それは、情報を仕入れ過ぎて、反射神経が鈍っているということだ。
どういうことかと言うと、僕はこういったリサーチの結果を用いて、コンセプトを策定したり、ターゲットを設定したりすることが多いのだけれど、瞬時には情報が引き出せないのだ。
実は今日も、1年間分の購買データを用いて、そこからの発見は何か、みたいなことを突然会議中に問われたのだけど、情報が多すぎて瞬発力を失っているのだ。
ただ情報を持ってるだけで、引き出せないというのは、いわゆる宝の持ち腐れだと思うから、ここは直していきたいところ、なんだけど、やっぱりちょっと無理かなぁとも思う(笑)
それが、癖というものだから。