HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

7月26日 当事者には敵わない

水曜日、

 

今週は何かと会議が多く、その影響もあって週の前半から、脳みそフル回転で仕事をしていた。その分、夜に一気に疲れが出るのだけれど、何か考え事をしている場合だと、割といい回答が見つかったりする。

昨夜がそんな感じだった。

 

自分が担当しているキャンペーン、そのメインターゲットが、「小学校低学年の子供がいるママ」である。

冬のキャンペーンに向けて、このターゲットたちの価値観や生活スタイル、消費傾向などを色々なソースから引っ張ってきて、いわゆるペルソナを作り上げていった。

 

ただ、なんとなく、パキっとするような明確なペルソナが描けておらず、ずっとモヤモヤしていた。そんな折、小さいお子さんがいるママをターゲットにしている媒体の担当者と、MTGが出来る機会に恵まれた。

 

「これは、しっかりと準備していかないと、色々と指摘されそうだ」

そう思って、先週の土日からずっと考えていた。自分がママではないから、ママ雑誌を読み漁ったり、ママがよく見るニュース媒体なども色々調べた。

 

その結果、と言っていいのかは分からないけど、月曜日の夜に、お!と言う感じで視界がクリアになり、火曜日の夜にそれが言語化された。そしてMTG当日である今日を迎えることが出来た。

その仮説を基にいざMTG。

 

まあ、想像はしていたけれど、全然分かってないという回答をもらい、素直に全面的に落ち込む。色々とアドバイスをくれたその人は、ママさん向けwebメディアを担当しているだけでなく、自分自身も小学校低学年の子供が居るママさんなのだ。

 

ハレの日とケの日ではマインドが変わるということ。

主語が自分ではなくて、基本的に子供になること。

確かに毎日忙しくて、ワンオペで大変だったりするけれど、頑張りたいこともあること。そんな頑張っている自分にとって、子供が喜ぶ姿と、達成感が生きがいであること。

無駄は省きたいけど、手触り感・やってる感は省きたくないこと

時間だけがすべてではないこと。

 

もう、何もかも分かっていなかった。

僕のチームには、残念ながら今回のペルソナにあたるようなチームメンバーがいない。だから、みんな色々と調査データをあさったり、広告代理店に相談していたりしたけれど、今日の鋭い意見ほど参考になるものはなかった。

 

どんなに考えても考えても、脳みそだけでは導けない答えがある。答えがある回答じゃないからこそ、実際の声を生で聞いて、それをベースに自分たちで納得しながらターゲットイメージを膨らせていくべきだと思った。

 

いい気づきが得られた一日。ただ、結構自分の自信も失った一日。

まだまだ理想のマーケターには程遠い。