金曜日、
赤ちゃんは抱っこされると、全力で体重をのっけてくる。
全力で脱力して身を任せてくる。
例えば、抱っこしている側が手を放しても、しがみつくことはできない。
ひたすら無垢に、抱っこしている側を頼っている。信頼している。
一方で大人。例え誰かに抱っこされたとしても、全力で脱力することはないだろう。
もし、抱っこしている側が手を離したら、必死で掴みかかろうとするだろう。
大人の場合、抱っこされる側は、100%、抱っこする側を頼っているということはないと思う。
赤ちゃんが全力で、無垢に誰かを頼る姿勢、ここから学べる事はとても大きいのではないだろうか、今朝いつもの通りvoicyを聞きながら思った。ぜひ、この放送を聞いてほしい。
今回の、荒木博行のブックカフェの内容は、無事に出産を終え、現在育休中の(株)フライヤーの社員の方と、荒木さんとの対話である。
出産を終え、母親となり、この無条件に頼られることを経験している社員の方のエピソードが語られている。
この内容、今の僕の心に突き刺さったのだ。
先日、中間管理職になった私は、ずっと気を張っている。
分からなければ聞いていたことも、今は自分で調べて、それをチームのメンバーに展開するように心がけている。
チームメンバーから質問を受けたり、相談されたりする機会も、一気に増えた。
そのたびに自分の力不足、知識不足を痛感して、今後は極力ちゃんと回答できるようにしなければと、焦っている。
もちろん、突然中間管理職になったということもあり、プレイングマネージャーという状況になっている。日中は自分が担当する領域の仕事を行い、定時後にマネジメントの業務や、調べものをこなすという日々が最近は続いている。
その結果、退勤時間が大幅に遅くなった。
辛くはないのだけれど、朝起きたときに体が重いことが増えた。
「分からない。だから教えて」
「ちょっと手に負えない。助けて」
この言葉が言えない。
そんな状態だったこともあって、今朝聞いたこのvoicyの内容は、今の自分にとって助けとなるような、そんな放送だった。
この放送の中で、こんなことも語られていた。
「お忙しいところ申し訳ないんですけど、〇〇を手伝ってもらえませんか?」
って言われて助けを求められるよりも、
「助けて!」
って言われた方が、頼られている感じがして、むしろ気持ちがいいし、助けたいと思う。
赤ちゃんに忖度がないように、辛い時、助けてほしいときはストレートに助けてって、
そう言ってもいいんだなぁと、思った。
まさか赤ちゃんからこんなことが学べるとは。
奥深い。