HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

9月30日 かわいい子には旅をさせよ

土曜日

 

 

今週1週間の中で、一番の大きな気づき。それが後輩社員のポテンシャルである。今日はそれについて書きたいと思う。

 

 

今朝も、いつもの通り、voicyを聞きながらランニング。今日聞いた番組も、昨日に引き続き、荒木博行のbook cafe。その中で、今日は(株)フライヤーの社員の方との対談回であった。

テーマとしては、「赤ちゃんに学ぶ他力本願力」。お母さんを始め、周囲に全力で頼り切る赤ちゃんのように、我々も誰かに頼ること、任せることが必要なのではないか、という話。ただ、実際のところ、それって結構難しいよね、と言うお話。

voicy.jp

 

「誰かに頼る」「仕事を任せる」。僕もとても苦手なのだ。チームで働く場合、自分がやっても、メンバーにやってもらっても、結局アウトプットは変わらないのに、自分で抱え込んでしまう。むしろ、パツパツになって、アウトプットのクオリティは低いかもしれない。

それが原因で、日に日に残業時間が増えていっている。今の会社に入ってから、最初の1か月間はだいたい1.5Hくらい。そこから、2H、2.5H、3H、3.5H、、、と言う風に気が付いたら、その状況に慣れてしまっている自分がいる。

 

さすがにちょっともう抱えきれない、そういう状態になってしまい、一緒にプロジェクトを回している後輩社員に、「基本、これとこれは、〇〇さんリードでお願いできますか?」と伝えたのが、2週間前。正直、大丈夫かな、、、と思っていた。

 

社会人2年目のこの後輩社員は、今の部署に配属されてまだ半年。これまで、プロジェクトに単独でアサインされることがなく、だれかの補佐役として仕事を学んでいってもらっていた。

 

定時の17時半が過ぎて、だいたい30分から1時間くらい。基本的にこのタイミングで退社する。

「もっと仕事任せていいのかなぁ」

と、当初は思っていたのだけれど、

「ヨガ始めました!」

と言う感じで、割と平日もプライベートを楽しんでいるご様子。あ、今の仕事量くらいが理想な感じの人かぁ、とちょっと落ち込んでいた。

 

そんな中、今回はどうしても仕事を振らざるを得ず、少し心配していた。

 

仕事を渡して1週目。確かにいつもよりも忙しそうな顔をしているし、帰る時間も多少遅くなっている様子はあった。潮目が変わったのは、25日(月)だ。

 

今の職場は、リモートと出社のハイブリッドになっていることもあり、勤務開始時&終了時に、チャットで一報を入れることになっている。

 

「本日終了します」彼女からのチャット。時刻は20時30分。

あれ、いつもよりだいぶ遅いけど大丈夫かな、そんな心配が走る。

翌日、翌々日も21時、21時半と日に日に遅くなっていく。

そして28日木曜日の夜、時刻は23時10分。「本日終了します」、の連絡。

 

僕はこの日在宅勤務だったので、ずっと寝るまで何かと仕事はしていた。

そんななか「ピコん」と通知が来る。ちょっと心配だ。

 

多分その心配のせいで、翌朝は早く目が覚めてしまい、いつもよりも30分早く出社。

オフィスのエントランスのエレベーターを乗ろう思ったら、チャットの通知。

 

「本日開始します」

 

彼女からだ。え?いつも定時ギリギリ出社の彼女が、この時間はちょっと異常だ。

 

フロアについて彼女に話しかける

「おはよう!ちゃんと寝てる?体疲れてない?」

 

すると、なんだかいつもよりも笑顔な彼女。

「全然大丈夫です!」とのこと。

 

それから、彼女はエネルギーを切らさず働き続けていた。

 

後で、チームのマネージャーから聞いたのだが、彼女はマネージャーとの1対1の面談で

「今週は仕事が楽しくてしょうがないんです」と、そんな風に漏らしていたらしい。

 

確かに、とても元気。

 

そして分かったのは、

・終わってない仕事は絶対に先延ばしにしない

・分からないことは、そのまま進めず、確認をする

・妥協しない

こういうパーソナリティの持ち主だったということ。

 

僕は後悔した。もっと早く仕事を任せてあげればよかった、と。

こんなにポテンシャルがある人だとは思わなかった。

 

「かわいい子」というと語弊があるけれど、

大事にしたいメンバーには旅をさせてもいいのかもしれない、そう実感した1週間だった。