金曜日、
「それは、”あなたはなぜ歯磨きをするのですか?”、と同じくらい答えるのが難しい質問ですね」
僕が毎日聴いているVoicyの番組、「荒木博行のbook cafe」が、先日5周年イベントを開いた。パーソナリティーである荒木さんは、自分がコロナに罹患した時以外、毎日更新している。すごいのは、コロナにかかった時も番組の更新を止めるのではなくて、ボランティアとして他のパーソナリティが代打で番組の司会を務めたり、リスナーが有志で番組を更新し続けていた。
そんな荒木さんの番組の5周年記念イベント。オンライン上で、本の要約サイト「フライヤー」を運営する大賀さん、執行役員の久保さんとの鼎談が繰り広げられていた。
リスナーからの質問
「どうしてこんなに長く続けられるんです?」という問いに対して、もう日々のルーティーン過ぎて逆に意識しないとの回答だった。
そして一言、「あなたはどうして毎日歯磨きするんですか?」と同じような質問ですね、と。
究極の継続、究極の習慣化とはこの領域に達することなんだろうなと、そんな風に感じた。
荒木さんは、自分のスタイルを変えず、ゆっくりゆっくりフォロワーを増やしていったようなパーソナリティである。
細く、長く、しなやかに。
軽やかに、柔軟に、リズミカルに。
完璧を目指さず、大きな花火を一回上げるみたいなことでもなく、線香花火にように細く長く、これが大事なのかもしれない。
どんなにか細くても、遷移1本だったとしても残っていれば、そこからまた太くなることはできる。
完璧主義で短距離走タイプの僕から見ると、本当に尊敬したくなる人生の先輩である。