月曜日、
今日は、早く帰ろう。
そう思っている日に限って、「ど、どうして!?」というくらい、色々な仕事降ってくる、そんな経験はないだろうか。
まさに今日が、僕にとってのそのBAD DAYだった。
今日は朝8時から始業。午前・昼・午後と打ち合わせを順序よくこなす。
やっと作業が出来る時間が取れる、そう思った17時過ぎ。広告代理店からの問い合わせ。これがまた結構面倒くさい。自分ひとりでは判断が難しい内容。
上司に相談を仰ぐ。なんとか、事態は収束に向かう。
時刻は19時半。よし、最後の一押しで明日の会議の資料をパパっと作って帰ろう。
そう思っていた矢先。
「ごめん!1個だけ教えてくれない。この数字って何でこんな風になってるんだっけ?」
上司からの相談が舞い込んでくる。これがまた厄介な内容だった。
結局それに時間を食ってしまい、終わったのは22時。
もう疲れ果てていたので退社。
ただ、モヤモヤが取れない。
こんな時、僕は直帰はせずに、品川と五反田に立ち寄る。
品川は多くの企業がオフィスを構えるビジネスエリアだ。
このエリアに来ると、何時になっても光が消えないビルが視界に入る。
「ああ、ここで働く人たちも、月曜日から頑張ってんだもんなぁ」
なんだか自分の背中を押してくれるようで、安心するのだ。
一方で、同じ方面でも全く雰囲気が違う街、それが五反田だ。
月曜日はまだ綺麗な方だが、金曜や週末の夜になると、
飲み潰れた男女によく遭遇する。
ちょっと入ればラブホ街だし、風俗紹介所などもある。
このエリアで、夜から働く人たちのために、
マック、吉野家、すき屋、うどん屋など、夜中もずっと営業している。
雑踏の中で、みんなが寝る時間に働いている人を見ると、
それがどんな職業であっても、すごいなぁと感心してしまう。
そして、きっとそこには何かしらの事情があるんだろうなぁと思ってしまう。
ホストでもキャバ嬢でも、風俗嬢でも、僕はそういう人を尊敬する。
そして、そういう様子を横目に見ると、途端に元気が湧いてくるのだ。
ちょっと話は脱線するけれど、
日経新聞は、The ビジネスのことが書かれていて、
朝日新聞は、ともすると誰も目を向けないような社会の片隅の話題から、深く切り込んだ社会の闇まで、社会を抉り取るような記事が多い。
僕は両方からエネルギーをもらって、明日への活力をもらっている。
まるで、この2つの媒体は、僕にとっての品川と五反田のような存在だ。
さて、帰って湯舟に使って、また明日から頑張ろう。