火曜日、
今日は、途中仕事を抜けて20時から歯医者に行くことになっていた。
自宅近くの歯医者に通っていることもあって、少しでも効率的に時間を使いたいため、今日は在宅勤務を決め込んだ。
こういう時、居てくれてよかった、と思うのが参謀的な同僚だ。
「あ、これってどうなってるんだっけ?」
そう思ってチャットすると、すぐに既読になり、何のためらいもなく、
「×××っていうことですよ。〇〇〇なので、それで間違いないですし、私は絶対にそうだと思います。」
こう返してくれる参謀的な同僚がいる。
時刻は19時。だんだんと頭の中が重くなってくる時間帯だ。チャットで色々と説明を受けても、ちゃんと理解ができない。それを見越したのだろう。すぐさまチャットが方向転換を始める。
「えっとー、ちゃちゃっと話しません?」
何てありがたい。ということで、直接口頭で話す。それまでチャットだとよく分からなかった説明が、ものの3分で理解できる。
19時は、僕らの会社では、まだまだ早い時間だけど、世の中的には残業時間なのだろう。そんなタイミングでリモートMTGをしてくれる存在はありがたい。
そして、歯医者を終えて仕事を再開し、今に至る。そんな折に、パソコンを開くと一通のチャットが来ている。
「さっきの件、また何かあればいつでも!連絡お待ちしています」
ああ、なんだこの参謀的な存在は。この同僚は、もともとグループ会社の方の調査を専門にやる会社に所属していたこともあり、統計的なことやExcelでの数字のまとめなどは、一瞬で回答が出せる。僕とは正反対だ。
そういえば、このまえ彼女がアフリカ大陸に旅行に行っていた時、色々と分からないことが聞けずに困ったことを想い出した。
彼女は決して社交的とは言えないかもしれないけど、居てくれると本当に安心できる参謀的な同僚だ。
パソコン開いて嬉しくなった気持ちをここに残しておこう。