金曜日、
本当に三が日が終わって2日目?って思うくらい、普通に仕事がスタートしている。
ラップトップ、iPad、iPhone。3つを駆使しながら仕事をしているが、チャットツールは全部に紐づけているから、連絡が入る度にそれぞれから通知が来て、それが一層仕事モードへと駆り立てる。
SNSだったり、SEMだったり、E-commerceだったり、たまにTVCMだったり。今の仕事は変化が激しい環境だから、立ち止まってじっくり考えていると、気がついたらもうその議題は終わっていた、なんてことも最初のうちはあった。
「クオリティとスピード、どっちが大事とかじゃなくて、どっちもだ」
「とりあえずローンチしてみて、ダメなら改善でしょ!」
今の会社は会社としての歴史は長いのだが、所属しているインダストリがベンチャーばっかりのところだから、割とこういったスピード感が求められる。
そうすると、ついつい思考が短絡化してしまいがちになる。
「A is B」「AはB」「AならB」
1つの問いかけに対して回答は基本的に一つ。周りに蔓延るBに似た者たちを、まがいもののBとして寄せ付けない。周りのサブBたちを気にしていたら、ビジネスが始まらないのだ。
でも、それで本当にいいんだっけ?
そんなに世の中単純なんだっけ?
Bという回答の中にもグラデーションがあって、Aに近いBもあれば、Cに近いBもある。一方で、僕にはアルファベットのB(ビー)に見えているけど、人によっては別の記号に見えるかもしれない。
大文字のBじゃなくてbかもしれない。
何が言いたいのか。
スパッとした回答が出にくいものほど、それを考えることがストレスになって、「えいや!」で回答を振りかざすことがある。ビジネスならそれでいいかもしれない。でも、他人に対してそれをやったらどうだろう。
「男なら〇〇でしょ」「女なら〇〇でしょ」から始まり、~~なら××、のような言説って世の中にたくさんあって、そんな単純化しないでって思っても、割と皆実際はそうやって思考していると思う。
でも、そういう思考や行動が、世の中の多様性を苦しめていることは忘れちゃいけないよね。
モヤモヤし続けることは大切だよ、っていうことを意識したいと思う。
そんな気づきをくれたこの放送を今日はシェアする。