HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

12月15日 乾いた体に

金曜日、

 

 

久々にスポーツドリンクというものを買った。

 

今僕の右斜め前には、アクエリアスが置いてある。もしかすると、十年ぶりくらいかもしれない。この味、久々に飲んだ。とにかく心と体が乾燥してしまったのだ。でもそれは、決して悪い意味ではない。

例えば、とても寒い屋外で、ハーっと息を吐く。すると、白い湯気が立ち上がる。これは、吐き出した息に水分が含まれていることの証拠だと思う。さっきまで、僕が吐く息は全く水分を含んでいなかった。

 

もちろんこれはメタファーで、本当は水分を含んでいるけれど、でも息を長く吐こうとしても、

「はッ・・・」

とこんな感じになってしまう。体の中から水蒸気を出せるだけの水分が残っていなかったのだ。

 

実は今日とても大事な会議があった。来年度のビジネス戦略を決めるためのSTEP1。来週の月曜日、水曜日、とここから頻繁に続いてくのだけど、その前哨戦のような感じだ。

1カ月前まで、これは僕の仕事ではなかった。でもメンバーが2人一気に休職に入ってしまう中で、僕がやるしかなかった。

朝も昼も夜も週末も、もうやるしかなかった。

そして今日はその前哨戦。

 

「正直、ここまでまとめてくるとは思わなかった」

 

これが上司からもらった答えだった。もちろん、これがまだスタートラインに立ったところで、ここから始まる。

ぶっちゃけ資料も歯抜け状態で、何が言いたいんだかさっぱり分からない。

ただ、データを出して出して出して、組み合わせて、並べて、を繰り返していった結果、なんとなく大きなストーリーが仮説として出来上がってきたのだ。

 

そのストーリーを話したのがきっと良かったのかもしれない。

 

その会議が終わってから、僕は乾燥してしまった。言い方を変えると、出し切ったのだ。

空っぽになるってこういうことなのかもしれない、と久々に思った。

 

前回は前職の時、その前は大学生の時だった気がする。

文字通り水分もそうだけど、エネルギーが湧いてこない、出し切ってしまったのだ。

 

そして、なんだかバカみたいだけど、アクエリアスをオフィスの下にあるファミマで買ってみた。

でもこのアクエリが、乾いた心を潤して、また明日の活力を生んでくれるに違いない。

 

ここからが始まり。骨格を固めたストーリーをドラマチックなものに変えていこう。