水曜日、
僕の両親は、毎月2週目か3週目の火曜日に、母方の祖母のところを訪れている。
御年92歳。カーブスの「おうちでフィットネス」をやっているくらい、まだまだ元気だった。
ただ、もう押し車や杖なしでは外出は難しいし、近所のスーパーやコンビニに1人で行くことも正直難しい。
月に1回出かけて様子を見に行っているのは、銀行周りや役所周りの代行である。
それでも、この年齢で1人で生活していることには頭が下がる。どちらかというと、僕の母方の家族は、たとえ結婚したとしても、みんな1人でいることが好きな性格だから、逆に人の助けが必要だからと言って、一緒に住むのはちょっと・・・という感じらしい。
気持ち、わかるなぁと思う。
そんな祖母だが、ここ最近急に冷えてきた影響もあって、ちょっと体調を崩していたようだ。
そんな折
祖母の7個離れた妹の夫が息を引き取った。腎臓が悪くて、もう歩けない状態だったらしいが、前触れのようなものがあまりなく、朝起きたら亡くなっていたらしい。
その連絡を受けるや否や、
なんと祖母はタクシーを自ら呼び、住んでいる団地から自力で道路まで出ていき、タクシーを使って、車で30分の妹のところへ駆けつけた。
普段はあまり仲良くない姉妹だが、
「あの子は、性格が悪くて誰も助けてくれないだろうから」と、悪口を言いつつも、一目散に駆け付けたという。
なんか、やっぱりすごいなぁ、うちのおばあちゃん、と思ってしまった。
おじいちゃんが亡くなった時はメソメソしていたけれど、今じゃむしろ一人の時間を謳歌しちゃってるし、たくましいってこういうことを言うんだと思う。
火事場の馬鹿力が出せるなら、まだまだ生きていけるだろう。
なんか、仕事で疲れたとか言っていることが、ちょっとだけちっぽけな話に思えた。
さて、仕事に戻ろう!