月曜日、
僕は主にマーケティング領域の仕事をしている。
生活者にとってどんなことが価値になるのか、ブランドとしてどういうことを訴求していきたいか、などなど。
こういうことを考える時に欠かせないのが、調査データである。
同じチームの中に、グループ会社の調査会社出身のメンバーがいるから、こういう調査とかってしてないよね?と聞くと、すぐに「ありますよ~」と返答がある。
そして何より良いのは、回答者を色んな切り口で分類して回答を見れることだ。
月に1回以上スーパーに行く女性で、子どもが居て、フルタイム勤務で・・・みたいにアンケート結果を切っていくと、その対極にいるような人と比較することができる。類似グループとも比較することが出来て、「こういう傾向があるのかぁ」ととても興味深井。
多分、これはもう性癖みたいなものだと思うのだが、僕は調査結果を見るのがとても好きだ。正直、ずっと一日中それやってていいよって言われたら、喜んで対応する。
なぜか、それはそこで得た気づきをベースに、頭の中でペルソナをモクモクと作り上げるのが楽しいからだ。
まさに今もそういう作業真っ最中。輪郭が出来上がってきたところに、最後のエッセンスとして入ってくるのが、フリーアンサーである。
選択肢からは見えない本音が見えて、本当に面白い(面白いって言っていいのかな?)
でも、やっぱりフリーアンサーからしか本当の部分は見えないと思っていて。
というのも、僕らも日常会話から相手が何を考えているか理解していくし、選択肢でのコミュニケーションなんて成立しないどころか、まるで誘導尋問である。
今読んでいるのも、あるテーマに関する主婦層の悩みなのだが、本当にストレスたまってるんだなぁと、こういうところから社会が見えてくる。
普段の生活でも会話って重視していこう、と思ったと共に、実は表面では見えないドロドロした部分を、だれもがみな隠し持ってるってことも改めて意識した。
ただとにかく、フリーアンサーは楽しい。