金曜日、
平日最後の日。本来であれば早めに仕事を切り上げたいところではあるのだけど、マネジメントをしながら自分の担当も持っていると、どうしてもそういう訳にはいかない。
そんな中で、ついつい雑になってしまいがちな後輩への指導。
「分からないことが分からない」
この状態から始まったということを考えると、本当に成長していると思う。だからこそ、余計にどんどん疑問が出てくるのだろう。視野が広がると、見えてくることのレイヤーも、一つ、また一つと増えていくのだと思う。
ただ、たくさんの質問に対しては、ついつい雑に対応してしまうこともある。
雑というのをもう少し解像度を上げると、僕がやってきた方法や考え方を押し付けてしまう、ということだ。
ただそれは本当にその後輩のためになっているのだろうか。
僕自身がそのようにやって、ある種成功してきた、乗り越えてきたからその方法を伝えているだけであって、必ずしもそれがその後輩にとって正しいとは限らない。
究極の話をすれば、
「僕はこういう風にやってきたけど、あなたはあなた自身の方法があると思うよ」
ちょっと冷たく感じるかもしれないけど、これが多様性を認めるということにも繋がると思う。
「こうやって、こうやって、こうするんだよ」
「それは、こういう風にやっておいて」
そうやってこれまでのやり方や学びで対処すれば、もちろん時間も労力も消費しない。ものすごく俯瞰してみれば、実はただの押し付けであるとも考えられる。
その人の成長を願っているのか、それとも自分の方法を取り入れてほしいと思っているのか。
ちょっと後輩指導について改めて自分自身を見つめ直したい。
少し悩んでいた時に、この放送が良い具合に耳に入ってきた。